WHO、中国にさらなる協力求める 新型ウイルス起源の第2次調査

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世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は15日、中国に対し、新型コロナウイルス感染症COVID-19の起源に関するWHOの第2次調査に、もっと協力するよう強く求めた。
テドロス氏はこの日の会見で、情報などへのアクセスのしやすさと透明性を高めるよう中国に要求。
今回の調査では、パンデミック発生直前と直後の患者の生データに、WHOがアクセスする必要があると述べた。
WHOはすでに第1次の調査を実施し、今年2月に終了している。中国は当時、患者の生データを提供しなかった。
その調査では、新型ウイルスが中国・武漢の研究所から流出した可能性は極めて低く、おそらくコウモリが起源だろうと結論づけた。
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研究所流出説を維持か
テドロス氏は会見で、武漢の研究所に関する明確な情報も要求した。その際、彼自身も医療専門家として、事故は起こりうることは理解していると話した。
WHO本部があるジュネーヴで取材するBBCのイモジェン・フォークス記者は、このテドロス氏の発言について、WHOが武漢の研究所から流出したとの見方をまだ持ち続けていることを、これまでで最も強く示すものだと説明。ただ、WHOの専門家らは、流出は考えにくいと言っているとした。
中国最高レベルのウイルス研究施設である武漢ウイルス研究所から新型ウイルスが流出したとの推測は、昨年浮上。当時のドナルド・トランプ大統領が広めた。
「終わりは程遠い」
テドロス氏はまた、パンデミックが終息に近づいているとの見方に対し、警告を発した。
WHOの緊急委員会は、危険度の高い新たな変異株が世界各地に広がるとの見方を提示。「パンデミックはまったく終わってなどいない」とする声明を出した。
ディディエ・フシン委員長は、「私たちはまだこのウイルスをやっつけようとしており、ウイルスもまだ私たちをやっつけようとしている」と述べた。
新型ウイルス関連の死者はここ1週間で、アフリカにおいて43%急増している。集中治療の病床と医療用酸素の不足が背景にあると、WHOは指摘している。










