【東京五輪】 バミューダ諸島に初の金メダル トライアスロンのフロラ・ダフィ

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東京オリンピックで27日、バミューダ諸島のトライアスロン選手、フロラ・ダフィ(33)が同国史上初の金メダルを獲得した。バミューダ諸島は人口わずか6万3000人。夏の大会で金メダルを獲得した、最も小さい国・地域となった。
ダフィにとってはこれが5回目のオリンピック。女子56人の先頭に立ち、イギリスのジョージア・テーラー=ブラウンとアメリカのケイティ・ザファーズに1分以上の差をつけて、1時間55分36分でゴールした。
バミューダは1976年にクラレンス・ヒルがボクシングで銅メダルを獲得した実績がある。しかし金メダルを取ったことはなかった。
「この5年間、ものすごいプレッシャーだった」とダフィは振り返る。
「5年間もオリンピックの人気者でいることは絶対に勧めない。もちろん今は、それが全部価値あるものになった」
「バミューダ中がものすごい騒ぎになると思う。私にとって特別なのは、確かにこれは私の夢だったけれど、それより大きいものだということも分かっていたから」
バミューダ諸島のデイヴィッド・バート首相は、「おめでとう、フロラ・ダフィ。ものすごい努力をしたことを、島全体が誇りに思っている!」とツイートした。
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「初の女性メダリストを誇りに思う」
ダフィは10代の時にイギリス代表となることを拒み、2018年の英連邦大会でバミューダ女子選手として初の優勝を収めて歴史に名を刻んだ。
「バミューダ初の金メダリスト、初の女性メダリストになれたことを誇りに思う。こんなことができるんだと、国のみんなを勇気づけられればうれしい」
トライアスロンの51キロという距離は、バミューダ島を端から端まで歩く距離(40キロ)よりも長い。バミューダ島の大きさはニューヨークの15分の1しかない。
東京は夜にかけて降った雨のために足元が滑りやすくなり、スタートは15分遅れになった。しかしレースが始まると、ダフィは最初の4周で主導権を握り、そのまま振り返らなかった。
笑顔から涙に
ゴールした時の満面の笑顔は、自身が達成したことを実感するにつれ、喜びの涙に変った。
「ただ冷静さを保ち、これが本当に起きていることなんだという事実に心が惑わされないように務めた。ランの最後の約1キロまでは」
「私のコーチを務める夫の姿が沿道に見えたので、夫に向かって小さくほほ笑んだ」
「そこからは全ての感情を解き放った。でも何日かたったからでないと、本当の実感はわかないと思う」








