【東京五輪】 バスケ男子、アメリカの「ドリームチーム」は終わり? フランスに敗れる

Bam Adebayo and Rudy Gobert

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画像説明, フランスはアメリカの連勝を止めた

東京オリンピックは25日にバスケットボール男子の予選リーグがあり、フランスがアメリカを83-76で破って、アメリカのオリンピック連勝を25でストップさせた。

フランスはエヴァン・フォーニエが28得点をマークした。過去3大会連続で金メダルを獲得していたアメリカにとって、2004年以来初の敗北だった。

試合は第3クオーターでフランスが25得点し、11得点だったアメリカをリード。グレッグ・ポポヴィッチ監督率いるスター選手ぞろいのアメリカを圧倒した。

ルディ・ゴベアが14得点、9リバウンドで貢献した。

主導権を奪い損ねる

アメリカは大会前から苦戦が続き、強化試合でナイジェリアとオーストラリアに連敗していた。

フランスとの試合では前半、8点差でリードを奪い、主導権を握るかに見えた。

しかしケヴィン・デュラントが反則を重ねるなど勢いが続かず、第3クオーターは11得点しか挙げられなかった。

第4クオーターはベンチから出場したジュルー・ホリデーがわずか18分で18得点をマーク。これで6点リードを奪ったが、残り30秒で3ポイントシュートに4回失敗した。

アメリカは28日にイランと、フランスはチェコ共和国と対戦する。

米「ドリームチーム」は終わり?

これまでバスケットボール男子を席巻してきたチームアメリカ。金メダル7個のうち6個を獲得した実績から「ドリームチーム」の異名を取った。

1992年にプロ選手の出場が認められて以来、マイケル・ジョーダン、ラリー・バード、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズといったNBAの名だたるスターが登場した。

だが今回の大会は、2004年の再来になるかもしれない。同大会はアルゼンチンが準決勝でアメリカを破り、決勝でイタリアに勝利した。

アメリカは大会前の強化試合でナイジェリアとオーストラリアに連敗。その後アルゼンチンとスペインには連勝したが、チームはトラブル続きだった。

ブラッドリー・ビールは新型コロナウイルス感染のため、ケヴィン・ラヴはけがのために欠場を強いられた。一方、ザック・ラヴィーンは当初、新型コロナウイルスのために欠場とされたが、その後渡航が認められた。

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スター選手は出場せず

LeBron James

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画像説明, レブロン・ジェイムズは前回に続いて五輪に参加しない

NBAロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェイムズは、プレイオフ1回戦でレイカーズが敗退した後、「これからはチューン・スクワッドでプレイすると思う」とコメントした。チューン・スクワッドはこの夏公開予定の映画「スペース・ジャム」の続編に登場するチーム名。

今大会を欠場するスター選手は、2個の金メダルを持つジェイムズにとどまらない。レイカーズのアンソニー・デイヴィスは股間のけがが回復せず、NBAのオールスター戦に7回連続出場したステフィン・カリーも辞退した。

有名選手はNBAの試合に備え、休息と回復を優先しているようだ。

それでもオリンピック代表チームには、オールスター戦に6回出場したデイミアン・リラード、ボストン・セルティックスのフォワード、ジェイソン・テイタム、NBAファイナル最優秀選手のケヴィン・デュラントといった顔ぶれがそろう。

「まだチームになろうとしているところ」

リラードは強化試合でオーストラリアに91-83で敗れた試合後に、「相手の国際チームは経験豊富だ。私たちはまだ、1つのチームになろうとしているところだ」と語った。

テイタムもナイジェリアに90-87で敗れた後、「私たちはまだ誰一人、互いにプレイしたことがない」とコメントした。この試合のアメリカ代表はまとまりに欠けていた。

ホリデーやクリス・ミドルトン、デヴィン・ブッカーがNBAファイナルを終えて加われば、問題は一層悪化する可能性もある。ポポヴィッチ監督がこの3人をどう起用するかはまだはっきりしない。

リラードは対戦相手のチームについて、「NBA選手がスターティングメンバーに入っている」とも指摘する。

Patty Mills and Matisse Thybulle guard Bradley Beal

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画像説明, オーストラリアはパティ・ミルズやマティス・サイブルなどのNBA選手を起用できる

確かにオーストラリア代表は、パティ・ミルズ、ジョー・イングルス、マティス・サイブルといった選手を起用できる。

ほかの国もスロヴェニアのルカ・ドンチッチやフランスのルディ・ゴベアなど、NBA選手があふれている。

だがそうしたチームにとって何よりの強みは、互いに馴染みがあることだ。ほとんどはチームの中核となる選手が複数の大会に参加し、何よりも必要な一体感を形成してきた。

アメリカも優秀選手がそろってはいるが、トップの座は脅かされる状況にある。

女子も強化試合で不安

一方、バスケットボール女子は27日に始まるトーナメント戦で、アメリカ代表がオリンピック7大会連続の金を狙う。

1996年アトランタにさかのぼる過去の大会で49回の勝利を収めた同チームだが、大会前の強化試合では男子と同じ問題に突き当たった。

アメリカ女子代表はオリンピックで金メダルを8個、ワールドカップで7個獲得したダイアナ・トーラジとスー・バードを筆頭に、WNBAのドラフト1位指名選手が7人を占める。

A'ja Wilson catches a pass under pressure from Elizabeth Williams

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画像説明, アメリカは女子も五輪前に苦しんだ

ヘッドコーチのドーン・ステイリーは強化試合3試合を前に「バスケットボールアメリカ代表はこれまでで最高の状態」と胸を張っていた。

ところが結果はWNBAオールスターとオーストラリアを相手に連敗だった。

トーラジ(39)は臀部のけがでまだ出場できないものの、その存在感とリーダーシップは発揮できる。

強化試合最終戦ではナイジェリアに93-62で勝利した。ナイジェリアとは27日に始まる五輪予選リーグで再び対戦予定。8月8日の決勝に向け、アメリカは不安定ながらも依然として優勝候補とみられている。