ユーロ2020、イタリアが53年ぶり2度目の優勝 イングランドとのPK戦制す

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サッカーの2020年欧州選手権(ユーロ2020)は11日、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで決勝戦があり、イタリアがイングランドを退け、1968年以来2度目の優勝を果たした。延長戦を終えて1-1からのPK戦を3-2で制した。イングランドは55年ぶりとなる主要国際大会でのタイトル獲得には至らなかった。
イングランドは前半2分、DFルーク・ショーが先制点を決め、1966年7月30日のワールドカップ優勝以来となる歓喜に近づいたかに思えた。
しかし、国際試合33戦無敗のイタリアはじわじわ勢いを取り戻した。
後半22分にMFマルコ・ヴェラッティがヘディングでゴールを狙うも、イングランドのGKジョーダン・ピックフォードにはじかれた。これをDFレオナルド・ボヌッチがゴールに押し込んで1-1とした。
その後の延長戦で決着はつかず、PK戦へともつれ込んだ。
先攻イタリアで始まったPK戦で、イタリアとイングランドは、1人目のFWドメニコ・ベラルディとFWハリー・ケインがそれぞれ成功。イタリアは2人目のFWアンドレア・ベロッティが失敗し、イングランドはDFハリー・マグワイアが右上に決めた。3人目ではボヌッチが決め、イングランドのFWマーカス・ラッシュフォードが外して2-2で並んだ。
続いてイタリアは4人目のFWフェデリコ・ベルナルデスキが成功し、3-2に。イングランドの4人目ジェイドン・サンチョとイタリアの5人目ジョルジーニョは、相次ぎ失敗した。
最後に、イングランド5人目ブカヨ・サカのシュートをイタリアのGKジャンルージ・ドンナルンマが止め、イタリアが優勝を決めた。
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「とても辛い」
イングランドのギャレス・サウスゲイト監督は、決勝戦でイタリア代表に敗れたことについて「とても辛い」としながらも、選手たちは「できる限りのことをした」と語った。
監督は「チームはみんなまとまっている。この国に信じられないような思い出をくれた」と、BBCに述べた。
また、PK戦で敗れたことについて、誰がどの順番で出るのかはすべて自分が決めたことで、自分の責任だと話した。

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イングランドはグループステージを首位で通過し、ドイツ、ウクライナ、デンマークを破って初の決勝進出を決めた。
監督は、「もちろん今晩は、全員にとってとても辛い夜になる。このようなトロフィーを獲得する機会がめぐってくるのは、人生の中であまりに珍しいことなので、落胆をしっかり感じる必要がある」と述べた。
「しかし、自分たちがやってきたことを振り返った時、選手たちは自分を大いに誇りに思うべきだ」

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主将のケインは今回の敗北について、「自分たちの今後のキャリアを通じて、つらい思いはずっと続く」かもしれないと述べた。
また、「自分たちが成し遂げたことを、チームとして非常に誇りに思うべきだ」と付け加えた。
「自分も仲間も、これ以上のことはできなかった」
「PKで負けるのは世界で最悪の気分だ。今夜は勝てなかったが、この大会は素晴らしかった。自分たちは顔を上げて堂々とするべきだ」
「しばらくは心が痛むだろうが、自分たちは正しい方向へ向かい、強化に励んでいる。来年に向けて前進していきたい」
価値ある勝利
34戦無敗でタイトルを獲得したイタリア代表のロベルト・マンチーニ監督は、2人合わせて70歳になるボヌッチとDFジョルジョ・キエッリーニらベテランに頼りつつ、若い選手と経験豊富な選手を見事に融合させた。
イタリアは2018年、ロシア・ワールドカップへの出場権を獲得できず、国辱扱いされた。
今大会で優勝したことで、マンチーニ監督と代表選手たちが積み上げてきた努力の成果を、証明することとなった。










