NZ空港職員の感染を確認、豪との自由渡航再開1日目 ワクチン接種済み

Aircraft landing in Auckland

画像提供, Getty Images

ニュージーランドで20日、オークランド空港の職員が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになった。同国は前日、オーストラリアとの双方向の自由な渡航を1年以上ぶりに再開したばかり。

ただし、この感染は両国の「トラベル・バブル(旅行安全圏)」とは関係がないとみられており、オーストラリア便は通常運行している。

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は、感染した空港職員は、「感染リスクの高い国」から来た旅客機の清掃に当たっていたと説明した。

また、この職員はすでにワクチン接種を完了していたと述べ、ワクチンでは感染を完全には防げないが、感染しても「発症したり死亡したりしない」と話した。

アーダーン首相はまだスコット・モリソン豪首相と協議していないとした上で、今回の感染確認が旅行安全圏の合意に影響することはないとみていると述べた。

「互いの国境を開いた際に、そこで感染者が出続けるということは分かっていた(中略)ニュージーランドはその中で進むことを受け入れたのだし、オーストラリアもそうだと思う」

Jetstar crew worker holds sign saying we've missed you
画像説明, 「寂しかった!」と書かれたプラカードを持つ格安航空ジェットスターの従業員

オーストラリアとニュージーランドでは今週から、入国時の隔離が撤廃された。

ニュージーランド政府が発表しているガイドラインによると、新型ウイルス感染の出所が追跡できなかった場合に限り、双方向の渡航が停止されることになっている。

また、追跡不可能な感染が複数起こった場合には、影響を受けた地域でロックダウンを行い、旅行安全圏を停止する。

パンデミック対策で高い評価

オーストラリアとニュージーランドは昨年3月に国境を封鎖し、帰国する自国民に対してはホテルなどでの隔離を義務付けた。

その後も低い感染率を保ち続けるため、厳しい入国管理と迅速なロックダウンを行ってきた。その結果、新型ウイルスのパンデミック対策で高い評価を得ている。

オーストラリアではこれまでに910人が亡くなっている。ニュージーランドでの死者はわずか26人。

昨年10月には、ニュージーランドからの渡航者はオーストラリアのほとんどの州に隔離なしで渡航できるようになった。しかし、散発的な市中感染への懸念から、オーストラリアからニュージーランドへの渡航は認められていなかった。

今回の緩和措置で両国間を移動するには、移動前の14日間、どちらかの国に滞在していることが条件となる。また、新型ウイルス検査の結果を待っている状態ではないこと、COVID-19の症状がないことなど、いくつかの条件がある。