ミャンマーで3日連続抗議デモ、各地でストも 警察が放水

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国軍によるクーデターがあったミャンマーで8日、労働者らが全国的なストライキを実施した。自宅軟禁中のアウンサンスーチー国家顧問の解放や、民主主義の復活を求める抗議デモは3日連続で起きている。
最大都市ヤンゴンや第2の都市マンダレーでは、クーデターに抗議する数千人が集結。首都ネピドーでは、デモ参加者らに向けて放水装置が使用された。
ミャンマーでは国軍が、昨年の総選挙で不正があったと証拠を示さず主張。今月1日に権力の掌握と、1年間の非常事態を宣言した。与党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー氏らが自宅軟禁に置かれている。
このクーデターを受け、6日から国軍に抗議する市民らのデモが続いている。7日には、ここ10年ほどで同国最大規模に膨らんだ。
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BBCビルマ語によると、ネピドーには8日朝までに数万人の抗議者が集まった。その他の都市でも、多数の市民らが抗議のために集まったという。
抗議デモには教師、弁護士、銀行員、政府職員らも加わった。ヤンゴンでは教師約1000人が、中心部のスーレー・パゴダに向けて行進した。

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ネピドーでは、警察がデモ参加者らに向けて放水。けが人が出たとの報告も出ている。
フェイスブックに投稿された動画には、警察車両が放水し、水を浴びた抗議者らが目をこすったり助け合ったりする様子が映っている。
動画をの撮影者はBBCに、「群衆が平和的に抗議していた」時に、2台の車両が「事前警告なしに」放水したと話した。
また、8日午後の時点で、デモ参加者が増え続ける中、状況は「完全に落ち着いている」が、放水車両は残ったままだと述べた。
この放水を除き、暴力的な行動が見られたとの話は、すぐには確認されていない。
ツイッターに投稿された別の動画では、ヤンゴンで大勢の人がプラカードを手に掛け声を唱えながら、列をつくって通りをデモ行進する状況が確認できる。

オンラインでは、仕事を休んで抗議デモに参加するよう呼びかける投稿がみられた。
服飾工場で働くニンタジンさん(28)は「今日仕事はあるが、給料がカットされるとしても働きには行かない」とAFP通信に話した。
サフラン革命以降で最大
国軍はクーデターを起こしてからこれまでに、財務、保健、内務、外務などの各省の大臣や副大臣を入れ替えている。
また、ミャンマーで広く利用されているフェイスブックや、ツイッター、インスタグラムなどへのアクセスを遮断した。
それでも、週末の6~7日の全国的な大規模抗議デモを止めることはできなかった。7日のデモは、2007年に仏教の僧侶数千人らが軍事政権に抗議した「サフラン革命」以降で最大規模となった。

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BBCのジョナサン・ヘッド東南アジア特派員は、デモの規模は拡大しているが、明確なリーダーは見受けられないと説明。
現時点では、自発的かつ地域ごとに組織されている抗議行動だという。
また、国軍は抗議デモに反応を示しておらず、人数で圧倒されている警察も、どう対応すべきか戸惑っている様子だと伝えた。









