ミャンマー軍、政府・与党幹部をさらに拘束 弾圧強める

Myanmar's State Counselor Aung San Suu Kyi (R) and Win Htein, chief executive committee members of the National League for Democracy (NLD), attend the funeral service for the party's former chairman Aung Shwe in Yangon on August 17, 2017.

画像提供, AFP

画像説明, 与党・国民民主連盟(NLD)の幹部ウィンテイン氏(79、左)とアウンサンスーチー国家顧問

1日にクーデターを起こし、ミャンマーの国家権力を掌握したと宣言した同国軍が、文民政府関係者の拘束を加速させている。5日には、アウンサンスーチー国家顧問(75)率いる与党・国民民主連盟(NLD)の幹部ウィンテイン氏(79)の身柄を拘束した。

テイン氏はBBCの取材に対し、治安妨害罪で逮捕されたと述べた。

アウンサンスーチー氏やウィンミン大統領は1日のクーデターぼっ発直後に拘束されており、ミャンマーの情勢は不安定になっている。

拘束された政府高官などの所在は明らかになっていない。

国軍は、NLDが得票率80%以上で大勝した昨年11月の総選挙で不正行為があったとして、クーデターを起こした。

しかし、このクーデターには世界各国から非難が噴出している。

ジョー・バイデン米大統領は4日に発表した声明で、ミャンマー軍に「権力放棄」と政府高官や活動家の解放を求めた。

アメリカはこれ以前にも、厳しい制裁を科すと警告している。

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BBCビルマ語が5日未明に行った電話取材でテイン氏は、警官と兵士によって首都ネピドーに連行されるところだと述べた。

また、拘束の理由は治安妨害容疑だと思われるが、正確な逮捕容疑は伝えられていないと話した。ミャンマーでは治安妨害罪は無期懲役となる可能性もある。

「(軍は)私の話すことが気に入らない。私が言っていることを恐れている」

テイン氏はクーデターぼっ発以降にもメディアの取材を受け、軍部とクーデターを率いたミンアウンフライン国軍総司令官を批判していた。

動画説明, ミャンマーのクーデター、若者が「騒音抗議」を主導

クーデター発生以降、ミャンマーでは大きな動きがない。最大都市ヤンゴンでは市民が毎晩、鍋などをたたいたり、革命歌を歌ったりして抗議している

また、一部の医療従事者が勤務を停止。抵抗を表す赤いリボンなどを着けて勤務する人もいる。

こうした抗議の動きはフェイスブックを中心に広がっている。軍部は4日、フェイスブックへのアクセスを7日まで遮断した

Doctors in Myanmar showing their discontent with the coup, 3 February 2021

画像提供, MPA

画像説明, クーデターへの抵抗を示す赤いリボンと3本指で抗議する医療従事者

バイデン米大統領は4日、友好国などと協力して「民主主義と法の統治の回復を支援し、クーデター主導者に責任を取らせる」と語った。

「ミャンマー軍は奪い取った権力を放棄し、拘束した活動家や政府高官を解放し、通信制限を中止し、暴力を控えるべきだ」

バイデン氏はこれ以前にも、アメリカがミャンマーに再び制裁を科す可能性があると警告している。

国連の安全保障理事会は当初、クーデターを非難する声明について各国と調整していたが、常任理事国の中国がクーデターを非難するような文言をはねつけ、まとまらなかった。

同理事会はその後、ミャンマーの状況について「深い懸念」を示す報道声明を発表。

「民主主義的組織や手続きを尊重し、暴力を控え、人権や基本的自由、法の統治を完全に尊重する必要があると強調する」とし、アウンサンスーチー氏の解放を求めた。