ベラルーシで8週連続の抗議デモ 1日で300人超が拘束

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東欧ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(66)の退陣を求め、首都ミンスクで続いている抗議行動で4日、317人が拘束された。同国内務省が5日に明らかにした。大統領選での不正疑惑などを受けて始まった大規模な抗議は、8週目に突入した。
ミンスク中心部で4日に行われた大規模抗議デモには約10万人が参加した。当局はもっと小規模だったとしている。
ベラルーシ警察は抗議デモ参加者らに向けて放水砲を使用した。
8月9日に投開票が行われた大統領選をめぐっては、選挙管理委員会はルカシェンコ氏が80%以上の得票率で6選を果たしたとしている。しかし、この選挙では不正があったと広く受け止められており、野党派はルカシェンコ氏は辞任すべきだとしている。
欧州連合(EU)は2日、不正選挙や抗議デモ参加者の投獄などに関与したベラルーシ当局者40人に対する制裁を発動したが、ルカシェンコ氏は含まれていない。
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2カ月近くにわたる抗議デモでは、多くの野党派活動家が警察に殴られるなどしており、数千人の逮捕者が出ている。抗議者たちは政治犯の解放や、自由で公正な選挙のやり直しを求めている。
抗議活動に参加したとして2週間投獄されたベラルーシの有名バスケットボール選手エレナ・レフチェンコ氏への連帯も示している。

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主要対立候補だったスヴェトラーナ・チハノフスカヤ氏(38)は6日午後にもドイツ・ベルリンでアンゲラ・メルケル独首相と会談し、ベラルーシの危機的状況について話し合う。
チハノフスカヤ氏は大統領選後に脅迫を受け、隣国リトアニアへの脱出を余儀なくされた。同氏は交渉による民主的な権力移行を始めるため、ルカシェンコ氏に圧力をかけるよう国際社会に繰り返し求めてきた。
ルカシェンコ氏は依然抵抗を続けており、欧米諸国の「操り人形」だとしてチハノフスカヤ氏を非難している。
同氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領の後ろ盾を得ている。











