オーストラリア、約30年ぶり景気後退 新型ウイルスの影響で

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オーストラリアは2日、2020年4~6月期の国内総生産(GDP)が前期比7%減少したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、約30年ぶりにリセッション(景気後退)入りした。
四半期の落ち込みとしては、1959年に記録をとり始めて以来で最大となった。第1四半期(1~3月)にはGDPが前期比0.3%減となっていた。
一般的に、GDPが2四半期連続でマイナス成長となった場合、リセッションに入ったとみなされる。
オーストラリアは2008年の世界金融危機の際、経済大国として唯一、リセッションを回避した。これは主に、中国からの天然資源需要によるものだった。
今年初頭には、極めて深刻な山火事や新型ウイルスのアウトブレイク(大流行)の初期段階に見舞われ、経済成長が低迷した。
最近では、政府や中央銀行による経済支援策にも関わらず、全国各地で複数の企業が閉鎖し、大損失をもたらしている。
商品やサービスへの家計支出の深刻な収縮により、経済成長はこの61年間で最悪となっている。
強靭な経済
オーストラリアが最後にリセッションに陥ったのは、1990年代半ばで、1991年後半まで続いた。
新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)はオーストラリア経済に大打撃を与えているものの、経済の落ち込みは、オーストラリアの準備銀行が当初予想していた8%まではわずかに達していない。
オーストラリアは経済活動の深刻な落ち込みにも関わらず、さらに大きな景気の落ち込みに見舞われたほとんどの経済先進国よりも好調だ。
世界最大の経済大国アメリカでは、4~6月期のGDPが前期比9.5%減、イギリスでは20.4%減となり、リセッション入りしている。
フランスのGDPは前期比13.8%減、日本も7.6%減少した。









