反人種差別を歌った12歳少年、米レコード大手と契約

画像提供, Instagram/ Keedron Bryant
アメリカでアフリカ系の若者であることの不安を歌った12歳の黒人少年が、ソーシャルメディアで大きな話題となり、米有名レコード会社との契約に至った。
この少年は、フロリダ州ジャクソンヴィルに住むキードロン・ブライアントさん。
ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが暴行死した翌日に、「僕はただ生きたいだけ(I Just Wanna Live)」をインターネットに投稿した。
その後、ワーナー・レコードと契約。同社はアメリカの奴隷解放を祝うジューンティーンス(6月19日)に合わせて、この曲をリリースした。
「獲物のように追われている」
黒人の魂のこもった曲は母親が作詞。ゴスペルの歌い手であるブライアントさんが、伴奏なしで歌っている。
歌詞には次のようなフレーズが出てくる。
"I'm a young black man, doing all that I can to stand."
(僕は黒人の若者。しっかり立つためにできる限りのことをしている)
"Oh, but when I look around, and I see what's being done to my kind."
(ああ、でも周りを見渡すと、僕の同類たちがどんな目にあっているかわかる)
"Every day I'm being hunted as prey. My people don't want no trouble."
(僕は毎日、獲物のように追われている。僕らはトラブルなんかいらないのに)

ブライアントさんの元のインスタグラムの投稿は、「いいね!」が300万を突破。バラク・オバマ前大統領や、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズさん、歌手ジャネット・ジャクソンさん、女優ルピタ・ニョンゴさんらが称賛している。
ブライアントさんは、「これは神の思し召しでしていることだからとても興奮しています」、「お母さんと一緒に活動するのはわくわくする経験です」とAP通信に話した。
「母親として胸が締め付けられた」
母親のジョネッタ・ブライアントさんは先月、銃を所持していなかったジョージ・フロイドさんが警官に膝で首を押さえつけられて死んだ映像を見て、「黒人の息子をもつ母親として、本当に胸が締め付けられました」。
「私には黒人の夫がいます。黒人の兄弟、おじ、いとこ、友人がいます」
ワーナーはこの曲の収益を、全米黒人地位向上協会(NAACP)に寄付する予定だ。





