「モンハン」の販売差し止め 中国当局

画像提供, Capcom
中国の規制当局は13日までに、人気ビデオゲーム「モンスター・ハンター・ワールド」の販売を差し止めた。
中国での販売元である騰訊(テンセント)は、「多数の苦情」を受けて当局の介入があったとしているが、苦情の内容については明らかにしていない。
「モンスター・ハンター・ワールド」は中国で8月8日に発売されたばかりだったが、テンセントは発売前に100万件以上の予約が入っていたとしていた。
中国では先に米掲示板サイト「レディット」へのアクセスが禁止されたばかり。
レディットに関する公式発表はなく、中国当局がこうしたウェブサイトを一時的に閲覧禁止にするのは珍しくないが、一部の人権活動家は、禁止されることは予想されていたと述べた。
「モンスター・ハンター・ワールド」ではプレイヤーがさまざまなモンスターを追跡し狩るゲームだが、暴力的なゲームと言うには程遠い。
日本のカプコンによって発売された、長年続くシリーズの最新作だ。

画像提供, Capcom
欧州のレーティングでは対象年齢16歳以上とされ、中程度の残虐表現と汚い言葉遣いが含まれていると記載されている。
テンセントは、すでに中国市場に見合うようゲームに変更を加えており、3月に中国での販売に向けた認可を受けたとしている。
テンセントは今後、20日までに申し出たユーザーに全額返金を行う。
すでに「モンスター・ハンター・ワールド」をダウンロードしたユーザーはそのままプレイすることもできるが、テンセントの運営するプラットフォーム「WeGame」がアップデートされた時にも継続できる保証はないという。
中国はこれまでにも数多くのゲームを禁止してきた。対象となったゲームは大抵、行き過ぎた暴力や麻薬、性行為の表現が含まれていた。
ゲームの物語自体が検閲に引っかかることもあった。例えば「バトルフィールド4」にならず者の中国軍のリーダーが国家を転覆させようとするストーリーが追加された時は、中国のイメージを損なうと判断された。
しかし、すでに認可の下りたビデオゲームが発売禁止になるのは極めてまれだという。
「有害なゲーム」
香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、中国当局は3月下旬以降、新しいゲームに販売認可を与えておらず、空白期間が訪れているという。

画像提供, PUBG Corporation
これによりテンセントは、同じく中国での配信元となっている人気サバイバルゲーム「プレイヤーアンノウンズ・バドルグラウンズ(PUBG)」で利益を上げることが難しくなった。
テンセントはすでにこのゲームのモバイル版2種を中国で配信しているものの、ゲーム内で販売するアイテムの認可を得ていない。
また、昨年には別の人気ゲーム「オーナー・オブ・キングス」が中毒的だとして国営メディアから批判を受けていた。ある社説は、このゲームを「毒」に例えて論じた。
テンセントはこれに対し、18歳以下のプレイヤーが1日に遊べる時間を制限することで対応した。







