南シナ海問題で「無責任な発言」 中国、豪外交白書を批判

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中国は、オーストラリアが23日に発表した外交白書で南シナ海問題に言及したことについて、「無責任な発言」だと批判した。
豪政府は外交方針を幅広く説明する外交白書の中で、領有権をめぐる対立が続く南シナ海での中国の活動の「速度と規模」に懸念を示した。
中国政府は、白書が全体としては中国に好意的だとしながらも、対立に関与すべきではないとくぎを刺した。
中国外務省の陸慷報道官は、南シナ海問題でどちら側の味方もしないと豪政府が繰り返し表明してきたと指摘し、「オーストラリアは南シナ海問題に直接的に関係していない」と述べた。
「したがって我々は、約束を守り南シナ海問題について無責任な発言を慎むようオーストラリアに助言したい」
オーストラリアのジュリー・ビショップ外相はオーストラリア放送協会(ABC)に対し、中国から白書については「我々の立場を尊重する」という反応があったと語った。

オーストラリアの外交戦略
オーストラリアが外交白書を出すのは2003年以来で、今後10年間にわたる国際戦略を説明する目的がある。
主要項目としては、米国が今後もオーストラリアの安全保障において死活的な役割を果たすと言明しつつ、オーストラリアとしては中国とさらに深い関係を築く必要があると書いている。
白書は、「オーストラリアは、米国と中国の間の経済的な対立が戦略的な対立関係を激しくさせたり、あるいは多国間の貿易関係を損なうようなことにならないよう、両国に促す」と述べている。
しかし、マルコム・ターンブル首相は白書の巻頭言で、オーストラリアが自国の「安全保障と繁栄」に自ら責任を持たなくてはならないと述べ、「これまで以上に、オーストラリアは(外国に)依存せず、主権を確立しなくてはならない」と強調している。






