女性の大学教育再開せず、抗議も沈黙させられ アフガニスタン
バーバラ・プレット・アッシャー、BBCニュース(デリー)

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アフガニスタンで大学の冬休みが明けた。若い女性たちは、自分たちの世界が狭まっているという心の痛む現実を再確認することになった。
アフガニスタンでは2021年8月に武装勢力タリバンが政権を掌握。当初は女性の大学での勉強を引き続き認めるとしていた。しかし高等教育省は昨年、女子学生に大学に戻ることを禁じた。
コンピューターサイエンス学科4年の女子学生は、「私は今、何者でもない」と話した。
「私は大学を終えたら大学院に行き、博士号を取ろうと思っていた。国家や国民、アフガニスタンのために働こうと思っていた。今ではそれができない」
この女子学生と友人たちは数カ月前まで、卒業の準備について話し合っていたという。
BBCが今回取材した若い女性たちは、幸せで希望に満ちていた頃を思い出したり、兄弟やいとこたちが自分たちを置いて学業を再開するのを見たりして泣いたと語った。
一方、ヘラートでコンピューターサイエンスを学ぶはずだったアテファさん(19)は、そうした思い出を作ることすらできなかった。
大学の入学試験に合格したばかりで、ウェブ開発者を目指していたが、「すべてが無駄になった」と語った。
「私も友達も入試のために一生懸命だったが、夢はかなわなかった。終わってしまった」

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タリバンが女性の権利や自由を徐々に後退させ、公の場から女性を締め出す中で、多くの女性がそうした「終わり」を経験している。
政府は昨年、まず高校の女子教育を禁止。その後、同じ禁止令を大学にも出した。
タリバン高官は、これは一時的な措置だとしている。そして、厳しい服装規定への違反者の存在や、資金不足、イスラム教にのっとったシラバスの策定など、さまざまな理由を提示している。
だが、タリバン内で意見が分かれていることを示す証拠もある。タリバンの最高指導者ハイバトゥラ・アクフンザダ師に助言している聖職者たちは、女性の教育や労働に強く反対している。
実際には、ほとんどの大学がすでに、学生を男女に分ける施策を導入していた。
カブール大学演劇学科の2年生の女子学生は、「ヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)をかぶれと言われたら喜んでそうする」と話した。「男女別のクラスにする必要があるならそれでいい。ただただ、学ばせてほしい」
女性の教育禁止は、男子学生にもトラウマを与えた。
東部に住むある学生は、大学に戻ると葬式のようだったと語った。
「大学で誰かが死んだかのような雰囲気だった。みんなが動揺していたし、理由もわかっていた(中略)でもタリバン政権に逮捕されると思い、声を上げるのが怖かった」

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パルワン県の別の若い男性は、「男性だけでは国を作れない」と述べた。「肩を並べて働く女性が必要だ」。
この若者はBBCに対し、実際に禁止を受けているのは女性だが、「自分たちも制限されているように感じる」と語った。
抗議は沈黙させられている。タリバンは、2月末に国連事務所前で起きた小さな抗議デモを散会させた。ソーシャルメディアには、女子学生数人がカブール大学の前の通りに座り、本を読んでいる姿が投稿された。
大学が全ての人に開かれるまで男子学生に講義をボイコットしてほしいという共同声明も出たが、これは実現していない。
言語学を学んでいる2年生の男子学生は、ボイコットでは何も変わらないだろうから無駄だと話した。
一方で、「女性を教育してはいけないと書かれているコーランの一節があるなら見せてほしい」と、タリバンに挑んだ。
「私の理解が正しければ、そんな記述はない。だから女性は学校や大学に行くのを認められるべきだ。男性だけではできない仕事があるから、女性の従業員が必要だ」
アフガニスタン経済が崩壊する中、タリバンの女性や少女に対する扱いは国際社会を怒らせ、孤立を深めている。国連は今週発表した報告書で、女性に対する制限は人道に対する罪に等しいと指摘した。
タリバンのアミル・ハーン・ムッタキ外相はBBCパシュト語の取材に対し、女性の雇用と教育について「いくつかの欠点」があることを認めた。
しかし、「何もかもが完全に閉じられているわけではない」と述べ、政府機関ではなお数万人の女性がはたらいていると指摘した。
その上で、詳細は語らずに「問題が徐々に解決されることを望んでいる、世界はこれに対して忍耐を持つべきだ」と述べた。
3月23日に教育が再開されるとのうわさに飛びついている女子学生もいる。この日が正式な学校の始業日だからだ。今は昨年の講義を逃した学生のため、大学を早く開けている段階だという。
しかしこうしたいちるの望みは、余りにも大きな損失と失望の中から生まれている。
演劇学科の女子大生は、「教育を修了させてほしい。そうすれば未来について何かできるから」と語った。









