タリバン、女性の大学教育を停止 アフガニスタン

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アフガニスタンで実権を握っている武装勢力タリバンの高等教育省は20日、大学での女性への教育を停止するとの通知を出した。
高等教育相は、今後追って通知があるまで女性の大学教育の停止が続くとしている。この措置は即座に実施されるものとみられる。
アフガニスタンではすでに、ほとんどの中等教育から女性が排除されている。今回の措置を受けて、女性が正式な教育を受ける機会がさらに制限されることとなる。
カブール大学の学生の1人は、この知らせを聞いてからずっと泣いていたとBBCに語った。
3カ月前にはアフガニスタン全土で、多くの女性が大学入試を受けた。
ただ、選べる分野は限定され、獣医学や工学、経済学、農業の選考が禁止されるほか、ジャーナリズムは厳しく制限された。
女子学生は女性の教授か、高齢の男性教授からしか授業が受けられなくなった。
「未来をつなぐ唯一の橋を破壊」
女性の大学教育を禁止したことについて、女子大生の1人はBBCに対し、タリバンは女性とその力を恐れているのだと思うと語った。
「彼ら(タリバン)は私と未来をつなぐ唯一の橋を破壊した」
「どう反応しろと? 私は、勉強して未来を変えられる、あるいは私の人生に光をもたらすことができると信じていたのに。タリバンはそれを破壊した」
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アフガニスタンの教育分野は、タリバンの復権によりひどいダメージを受けた。駐留米軍が撤退すると、熟練の学者たちが国外へ流出した。
別の女性は、タリバン復権後は、自分が教育を受け続けようとするだけでも「大変すぎる」のだと話した。
「私たちは兄弟や父親、社会と戦い、政府とさえも戦ってきた」と、この女性はBBCに述べた。
「自分たちが教育を受け続けられるようにするだけなのに、苦しい状況を乗り切らなければいけなかった」
「当時は少なくとも、大学を卒業して自分の夢を実現できると思えて幸せだった。でも今となっては、どうやって自分を納得させればいいのか」
国際社会の反応
アフガニスタン経済はここ数十年、海外からの援助に大きく依存してきた。しかし、タリバンが女性の中等教育への入学を拒否したことを受け、援助機関は教育分野への支援を一部(場合によっては全て)取りやめる事態となっている。
残された教職員の多くは数カ月間、無給のままだ。
女子の大学教育を廃止する今回の措置で、国際社会の懸念が深刻化するのは必至。
アメリカなどの西側諸国は、タリバン政権を正式承認する前提条件として、アフガニスタンにおける女子教育の改善を挙げている。
アメリカのロバート・ウッド国連代理大使はタリバンの最新の動きを非難した。
「すべてのアフガニスタン人の権利を尊重しない限り、タリバンは国際社会の正当な一員になることを期待してはいけない」
「特に女性と少女の人権と基本的自由を尊重すべきだ」
タリバンは先月、首都カブールの全ての公園について、女性の利用を禁止した。勧善懲悪省は、公園内でイスラム法が守られていないと主張している。








