【ミラノ・コルティナ五輪】 スロープスタイルで深田茉莉が金メダル獲得 長谷川帝勝も銀、村瀬心椛は銅

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ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)は競技12日目の18日、スノーボード女子スロープスタイルで、深田茉莉が金メダル、村瀬心椛が銅メダルを獲得した。同種目男子でも、長谷川帝勝が銀メダルを獲得した。村瀬はビッグエアの金に続き今大会2個目のメダルを手にした。
スロープスタイルは、レールやジャンプ台など数種類の構造物が設置されたコースを滑り、技の豊富さや独創性、完成度を競う。予選は2回、決勝は3回の試技をし、ともに最高得点で順位を決める。
女子は日本人4人を含む30人が出場。15日に予選があり、上位12人が決勝に進んだ。
決勝は当初17日に予定されていたが、悪天候でこの日に延期された。
1回目、予選2位の村瀬が安定したジャンプで79.30点の好スコアを出し、首位に立った。
一方、予選7位の深田は、2回目に会心のランを見せる。ジャンプを相次ぎ成功させ、85.70点を記録。トップの座を奪った。

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最後の3回目、先に滑った深田が、三つのジャンプを確実に決める。高難度の「スイッチバック1260」では満点をとるなどし、得点を87.83に伸ばした。
逆転での2冠を狙う村瀬は、最後から2番目にスタート。ジャンプで「フロントサイド・トリプルコーク1260」を成功させるなどハイレベルのランを披露したが、レール部分のスコアが低調で、85.80点にとどまった。
最終滑走のゾイ・サドフスキ=シノット(ニュージーランド)は、予選トップ通過で、前回の北京大会でのこの種目の銀メダリスト。一発逆転をかけたランでダイナミックなジャンプを決め、87.48点をマークした。深田には及ばなかったが、2位に食い込んだ。

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この結果、深田の金メダルが確定。サドフスキ=シノットがビッグエアに続いて今大会2個目の銀メダル、村瀬が銅メダルを獲得した。
表彰式後のインタビューで深田は、五輪初出場での金メダル獲得について、「まだ全然信じられない」と述べ、「スノーボードをやってきてよかったなと、本当に心から思えた瞬間でした」と話した。
また、「ビッグエアで(9位という)思うような結果が出なくて、すごい悔しくて。そこでまだスロープ(スタイル)もあると切り替えて、周りの人からも『茉莉ならできる』と言ってもらって、自信がついてできたランかなと思います」と振り返った。
村瀬は、「2冠、金金を目指していた」とし、「完璧なルーティンができて優勝できたかなと思ったんですけど、思ったような点数は出ずに……」と残念がった。
そして、「今までで一番いいランをみなさんにお届けできたので、ものすごくうれしいんですけど、やっぱ銅というのが悔しいですし、みなさんの期待に応えられなかったのがすごく悔しいです」と、目に涙を浮かべながら話した。
日本勢はほかに、予選を4位で通過した 岩渕麗楽が、決勝で3回ともミスが出て8位だった。鈴木萌々は予選18位で決勝に進めなかった。
「自分を誇りに思う」

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スノーボード男子スロープスタイルは、15日の予選に30人が出場。日本人は4人のうち2人が、上位12人による決勝に進んだ。
18日の決勝は1回目、予選9位の長谷川が、前半のレールなどで安定した技を見せると、後半のジャンプも高難度の「バックサイド・ダブルロデオ1260」などを次々と成功。82.13の高得点を出し、1回目を終えて2位につけた。
1回目でトップに立ったのは 蘇翊鳴(中国)。鮮やかなジャンプを決め、82.41点をマークした。
2回目、長谷川はミスが出て、点数を伸ばすことができなかった。
そして3回目、暫定2位の長谷川は金メダルを狙ったが、前半のレール部分で失敗。その後は流して滑走を終えた。
他の選手らも、首位の蘇を上回る点数を出せなかった。長谷川の点数を上回ったのも蘇だけだった。

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この結果、蘇が1回目からの首位を守り切り、金メダルを獲得。五輪初出場の長谷川が銀メダルを手にした。銅メダルは、3回目で79.36点を出したジェイク・キャンター(アメリカ)が獲得した。
表彰式後のインタビューで、長谷川はメダルを獲得した思いを聞かれ、「うれしいというよりも、ほっとしたという気持ちのほうが大きい部分はあって……」と答えた。
そして、「今年不運も重なって、ずっと結果も出せてなくて。ビッグエアでも(11位で)うまくいかずに、スロープスタイルでどこまでやれるかなって不安な気持ちもすごいあったんですけど、やれるだろうという自信もあった。その中でこういう結果を出せたのはすごくうれしく思うし、自分を誇りにも思います」と話した。
日本勢はほかに、予選を4位で通過した木俣椋真が1回目に72.80点を出し、最終11位だった。ビッグエアの銅メダルに続いて今大会2個目のメダル獲得を目指したが、届かなかった。
ビッグエアで金メダルを手にした木村葵来は、予選14位で決勝に進めなかった。荻原大翔は足首を痛めて予選を棄権した。
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