【ミラノ・コルティナ五輪】 スケート女子パシュート、日本が銅 3大会連続でメダル獲得

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ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)は競技11日目の17日、スピードスケート女子団体パシュートで、日本が銅メダルを獲得した。この種目での日本のメダル獲得は3大会連続。金メダルはカナダ、銀メダルはオランダが手にした。
これで日本のメダル獲得数は今大会19個となり、前回の北京大会を上回って過去最多を更新した。
スピードスケート女子のエースの高木美帆にとっては、2018年平昌大会から数えて通算10個目のメダル。日本女子選手の五輪メダル獲得最多記録を更新した。今大会は、1000メートルと500メートルでも銅メダルを獲得している。
団体パシュートは3人でチームを構成。2チームが最も離れた状態でスタートし、女子は400メートルのリンクを6周して速さを競う。
14日の準々決勝では、日本は高木、佐藤綾乃、堀川桃香の順で縦に隊列を組み、中国と滑った。タイムで全体2位となり、上位4チームによる準決勝へと進んだ。

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17日の準決勝からは、着順での勝負となった。
日本の相手は強豪オランダ。準々決勝と同じメンバーで臨んだ日本は、先頭の高木がチームを引っ張り、佐藤と堀川が後ろから押す。序盤で息の合った力強いスケーティングを見せ、わずかにリードを奪った。
しかし中盤、スピードに乗るオランダに逆転される。それでも日本は、隊列を乱すことなく差を徐々に縮め、ラスト1周の鐘が鳴った時点で再び0秒10のリードを奪った。
各選手の体力が限界へと近づくなか、ラスト半周の時点で日本はまだリードを維持。しかし最後のカーブを抜け、3人全員がフィニッシュした時には、オランダが0秒11秒先にフィニッシュしていた。この結果、日本は3位決定戦に臨むことになった。

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3位決定戦では、もう一つの準決勝でカナダに敗れたアメリカと対戦。日本は高木、佐藤、そしてこれが今大会初レースの野明花菜の3人で臨んだ。
日本はスタート直後、野明が足を取られてスケーティングが乱れたが、すぐに立て直した。最初の1周でアメリカに0秒84の差をつけリードした。
日本はその後も3人そろった足運びでペースを保った。終始アメリカをリードし、その差をどんどん広げると、最後は3秒50の大差をつけ、2分58秒50でフィニッシュした。
日本はこれで銅メダルを獲得。決勝で0秒96差で勝ったカナダが金メダル、敗れたオランダが銀メダルを手にした。

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「すごく誇らしく思う」
表彰式後のインタビューで高木は、「準決勝で挑んだ結果、僅差で負けてしまったが、そのあとすぐに気持ちを切り替えて、決勝に挑むことができたかなと思っていて、その結果の銅メダルだと思っている。すごく誇らしく思っています」と話した。
さらに、「私が最後、決勝までもっていけなかったところは悔しい部分はある。それでも銅メダルまで一緒に取りに行くことができたのは、自分の中での大事なものだと感じています。感謝の気持ちでいっぱいです」と述べた。
佐藤は、「正直やっぱり悔しい思いももちろんあるけど、新しいメンバーでシーズンずっとやってきて、銅メダルでも悔しがれるくらい自分たちもすごく成長したんだなと思います。メダルがあるのとないのとでは本当に大きな違いだと思うので、今日は銅メダルをかみしめて喜びたいと思います」と笑顔を見せた。
野明は初レースの感想を聞かれ、「頭が真っ白で、すごく緊張したんですけど、やっぱりミスも目立ってました。4番手として連れてきてもらって、完璧な準備をして完璧なレースをするというのが自分のこの2カ月のやるべきことだったんですけど、うまくできなかったので悔いは残る」。
そして、「先輩たちがつないでくれて立ったスタートラインだったので、感謝しかない。自分の経験として、また強くなって戻って来られたらいいかなと思っています」と話した。
堀川は、3位決定戦の前に野明のヘルメットのバンドを締めて野明を送り出した時の気持ちを聞かれ、「準決勝でオランダに負けてしまって、(野明に)うまくつなげてあげられなかったというのはあったんですけど、(野明が)本当に強い選手だと分かっているので、絶対やってくれるなと思いながら締めました」と答えた。











