【ミラノ・コルティナ五輪】 フィギュアの鍵山優真が銀メダル、佐藤駿が銅メダルを獲得

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ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)は競技7日目の13日、フィギュアスケート男子シングルで鍵山優真が銀メダル、佐藤駿が銅メダルを獲得した。鍵山の銀は2大会連続。金メダルはミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が手にした。ショートプログラム首位で世界王者のイリア・マリニン(アメリカ)は、フリーで2回の転倒があるなどミスを連発し、8位に終わった。
フィギュアスケートのシングルは、ショートプログラムとフリースケーティングの二つの演技の合計点で競う。ジャンプやスピンの出来やプログラム構成などを、技術審判と演技審判が採点する。
ショートプログラムは10日にあり、日本人3人を含む29人が出場した。
北京大会の銀メダリストの鍵山は、ステップやスピンが高く評価され、103.07点を記録。全体2位でフリースケーティングに進んだ。一方、佐藤はジャンプでミスが出るなどしたため、9位という不本意な位置につけた。
ショートプログラムを1位で通過したのは、「クワッド・ゴッド(4回転の神)」の異名をもつイリア・マリニン(アメリカ)。高さのあるジャンプを次々成功させ、108.16点を挙げた。
13日のフリースケーティングには、ショートプログラムの上位24人が出場し、予選下位から順に滑走した。
16番目に登場した佐藤は、冒頭で4回転ルッツを成功させると、その後も次々とジャンプを決める。最後までほとんどミスのない演技を披露し、186.20点を記録。ショートプログラムとの合計を274.90点とし、暫定首位に立った。

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予選を92.94 点の5位で通過したシャイドロフはこの日、佐藤から4人目に登場。ジャンプの難度を上げて4回転フリップを見せるなど、攻めの滑りを示し、198.64点をマークした。合計は291.58点とし、佐藤を抜いてトップに出た。
鍵山は最後から2番目に登場。冒頭の4回転サルコーや4回転フリップでミスが続いた。中盤は立て直し、ステップやスピンは最高評価を得たが、後半のジャンプでも着氷を決められない場面も。演技後、笑顔はなかった。点数は伸びず、176.99点。合計は280.06点で、この時点で暫定2位となった。

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佐藤が暫定3位でメダル圏内にぎりぎりとどまる中、最終滑走のマリニンを迎えた。金メダルが有力視されたが、ジャンプで転倒や回転不足などのミスを連発。得点は156.33で、フリースケーティングは15位に終わった。合計点も264.49にとどまり、最終順位は8位だった。
この結果、シャイドロフの金メダル、鍵山の銀メダル、佐藤の銅メダルが決まった。

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一緒の表彰台は「うれしい限り」
表彰式後のインタビューで鍵山は、「自分のパフォーマンスに対してすごく悔しさが残るものになってしまったんですけど、なんとか戦い抜いたなという感じなので、素直に受け止めたいと思います」と述べた。
佐藤と一緒に表彰台に立ったことについては、「うれしい限りですね」と思いを表現。「一緒に戦ってきた仲間が一緒にオリンピックでメダルをとれるところまでに来たということは、すごく感慨深いというか、僕ももっと頑張らないとという気持ちになりました」と話した。
そして、改めて演技を振り返り、「悔いはないかと言われたら、多少あるとは思うんですけど、自分がやりたいことは全部できたと思うので、それに関してはまったく未練はないです」とした。
一方、佐藤は、銅メダルの感想を聞かれ、「言葉がないというか、本当に自分でも表彰台に上れると思っていなかったので、驚いていますし、頑張ってきてよかったなと思っています」と答えた。実感は湧いているかとの質問には、「正直、まだまったく湧いてきていなくて、今でも幻なんじゃないかと思っています」と述べた。
初のオリンピックについては、「とても緊張したんですけど、そのなかでも得るものがたくさんあった」と話した。
「ショート(プログラム)の失敗もあったんですけど、そこから引きずることなく、構成にもたくさん悩みながら、フリー(スケーティング)を滑り切って、ほとんどノーミスの演技をすることができましたし、本当に楽しかったです」と笑顔を見せた。
日本勢はほかに、三浦佳生がショートプログラム76.77点、フリースケーティング170.11点の計246.88点で13位だった。











