尹大統領、「内乱」容疑で韓国警察が捜査着手 辞任求めるデモ続く

画像提供, Reuters
韓国の警察は5日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を「内乱」の疑いで捜査していると発表した。尹氏は3日夜に突如として非常戒厳を宣布し、約6時間後に国会の要求に従って解除した。ソウルでは5日も、尹氏の辞任を求める抗議デモが続いた。
警察庁の禹鍾壽(ウ・ジョンス)国家捜査本部長は、野党の告発を受けて尹氏に対する捜査に着手したと述べた。内乱罪の最高刑は死刑で、大統領の免責特権が及ばない。
国会も5日、非常戒厳の宣布に関する調査を開始した。野党「共に民主党」の金勝源(キム・スンウォン)議員は、「尹錫悦政権による非常戒厳の宣布は、国民に大きな混乱と恐怖をもたらした」と述べた。
尹氏は4日朝に非常戒厳を解除して以来、公の場で発言していない。
尹氏に対しては国会で弾劾訴追案が発議されており、7日に採決される見通しとなっている。
戒厳令による統制を図った尹氏の試みは、国民の怒りを呼び、直後から街頭で抗議行動が繰り広げられている。
5日も尹氏の辞任を求める集会が開かれ、夜には参加者らがろうそくをともした。
尹氏を支持する集会もいくつかあったが、規模はかなり小さかった。
一部の議員たちは、尹氏が再び戒厳令を出した場合にすぐに無効にできるよう、国会近くに待機した。
国防相が大統領に提案したとの証言
国会では5日、公聴会が開かれ、李祥敏(イ・サンミン)行政安全相が参考人として出席。国防相だった金龍顕(キム・ヨンヒョン)氏が非常戒厳を尹氏に提案したと証言した。金氏は4日、非常戒厳の全責任を取るとして辞意を表明し、尹氏が5日にこれを受け入れている。
韓国メディアも金氏のこうした役割について報じている。
公聴会ではまた、尹氏の計画を知っていた人はほとんどいなかったことも明らかになった。金善鎬(キム・ソンホ)国防次官は、非常戒厳をニュースで知ったと語った。
一方、朴安洙(パク・アンス)陸軍参謀総長は、非常戒厳の通告文を受け取ったのは、宣布当日の3日夜になってからだったと証言。「私たち4人で草案を検討した。(中略)全員、軍の専門家だが、戒厳令の専門家ではない。時間がどんどん過ぎていき、みんな『どうしたらいいんだ、どうしたらいいんだ』と言っていた」と述べた。












