ウクライナがロシア西部を攻撃、3人死亡 3日連続で空爆

ロシア・ベルゴロド州マスロヴァ・プリスタンの集落で、ウクライナのミサイル攻撃で破壊されたスポーツ施設

画像提供, Vyacheslav Gladkov

画像説明, ロシア・ベルゴロド州への空爆で被害を受けた建物。知事が画像をソーシャルメディアに投稿した

ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州で8日、ウクライナによる攻撃があり、3人が殺害され、少なくとも9人が負傷した。同州のヴャチェスラフ・グラドコフ知事が明らかにした。

グラドコフ氏がメッセージアプリ「テレグラム」に投稿したところでは、ベルゴロド州内のいくつかの地区でドローンとミサイルによる攻撃があり、民家や車両、送電網が損害を受けた。

同氏は、屋根と壁が吹き飛んだマスロヴァ・プリスタン村のスポーツセンターの写真も投稿。救助隊が、がれきの下敷きになったとみられる人々を捜索し、被害状況を調べているとした。

近くの町モシュチェノエでは、ロケット弾とドローンがトラックに直撃し、子ども1人を含む6人が負傷した。マシチェヴォでは車が攻撃され、男性1人が負傷した。

ウクライナが同州を攻撃したのは3日連続。これまでに少なくとも2人が死亡し、多くの住民が停電に見舞われている。グラドコフ氏は、7自治体の住民4万人近くが停電の影響を受けたとしている。

BBCヴェリファイ(検証チーム)が確認した映像では、7日遅くには、現地の発電所付近で爆発と火災が起きていた。

ウクライナは攻撃についてコメントしていない。ウクライナはこれまでも、ベルゴロド州を含むロシア国内への攻撃を繰り返し実施している。

ウクライナのエネルギー規制当局によると、ロシアの攻撃によってウクライナでも、いくつかの地域で停電が起きている。

冬が近づくなか、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、同国の重要な発電施設がロシアに狙われているとしている。

一方、ウクライナもこのところ、ロシアの主な石油精製施設に対する攻撃を劇的に増やしている。その結果、ロシアの一部で燃料の不足と価格上昇が起きていることが、BBCの取材でわかっている。

ウクライナ空軍は8日、ロシアが発射したドローンの154機を撃墜・無力化し、22機が11カ所で標的に命中したと発表した。迎撃したドローンの破片によって火災が発生したり、民間インフラに損害が及んだりしたという。