大ヒット映画出演のボーナス明細、トム・ホランドさん本人でなくトム・ホランダーさんに

ヤスミン・ルフォ、BBCニュース

スパイダーマン役などで知られる英俳優トム・ホランドさん

画像提供, Getty Images

画像説明, スパイダーマン役などで知られる英俳優トム・ホランドさん

うっかりミスで100万ドル(約1億4800万円)以上のボーナス明細が送られてくる……など、そうそうめったにあることではない。

しかし、映画「ボヘミアン・ラプソディ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、ドラマ「ホワイト・ロータス」など、長年にわたり数々の作品に出演してきた英俳優トム・ホランダーさん(56)は、まさにそれを経験した。マーベル映画シリーズでスパイダーマンを演じる英俳優トム・ホランドさん(27)に行くはずだったボーナスの明細が、誤って自分に送られてきたのだという。

アメリカの深夜トーク番組でホランダーさんは、「僕たちはかつて短期間、事務所が同じで、そこの経理担当の人たちが混乱してしまったんだ」と話した。

「厳しいですよね。だって僕の方が先輩なんだけど、むこうはものすごく有名だから」とも、ホランダーさんは笑った。

誤って巨額ボーナスの明細が送られてきたとき、ホランンダーさんは週300ポンド(約5万6000円)の出演料で舞台に出ていた友人を見ていたのだという。

「自分は3万ポンド(約560万円)かそこらでBBCの番組に出たばかりで、それで来年も何とかなりそうなので、悦に入った状態で客席にいたんです。『ああ最高だな。僕は裕福だ』とか思いながら」

映画「ボヘミアン・ラプソディ」やドラマ「ホワイト・ロータス」など、数多くの作品に出演してきた英俳優トム・ホランダーさん

画像提供, Getty Images

画像説明, 映画「ボヘミアン・ラプソディ」やドラマ「ホワイト・ロータス」など、数多くの作品に出演してきた英俳優トム・ホランダーさん

幕間の休憩時間になってメールを確認すると、「アベンジャーズの興行収入ボーナス」と書かれた給与明細入りのメールに気づいたのだという。

「驚くほどの金額でした」と、ホランダーさんは話した。「彼の給料でさえない。1回目の興収ボーナスだったんです。興収全額についてのボーナスでもなく、1回目の。それだけで、自分が見たこともないような金額だった。7ケタでした」。

「悦に入っていた自己満足の気持ちは、消えちゃいましたよ」

ホランドさんは、マーベル映画6本でスパイダーマンを演じてきた。

「もちろん、面と向かって彼と間違われることはないけど、それ以外ではしょっちゅう間違われます」と、ホランダーさんは番組で話した。

「公共料金関係で電話をしたときとか(中略)誰かの子供に紹介されて、その子が最初はすごく興奮したけど、次に混乱して、やがてひどくがっかりするとか」

名前が似ていると確かに混乱は起きやすいが、それが有名人同士で、しかもまったくの同姓同名だと、さらに混乱は大きくなる。

イギリスの物理学者ブライアン・コックス教授(マンチェスター大学)と英スコットランド出身の俳優ブライアン・コックスさんは2022年11月、自分たちの経験をBBCに話した。

2人とも、「もう片方の」ブライアン・コックスを期待されている場に到着してしまったことがあるのだという。

コックス教授は、ホテルを予約する際に仮名を使う羽目になったことがあるという。そのホテルの予約システムが同じ名前の予約を重複して受け付けられないからというのが、ホテル側の説明だった。

英俳優ブライアン・コックスさん(左)と英物理学者ブライアン・コックスさん(右)
画像説明, 英俳優ブライアン・コックスさん(左)と英物理学者ブライアン・コックスさん(右)