英俳優トム・ホランドさん、酒に「縛られていた」 今年初めから断酒し健康回復と

Tom Holland

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画像説明, 映画「スパイダーマン」シリーズなどで有名なホランドさんは先月、俳優業を1年間休業中だと公表した

イギリス出身のスター俳優トム・ホランドさん(27)は、アルコールに「奴隷のように縛られている」と気づき、断酒をしたことが自分にとって「最高の決断」だったと明らかにした。10日公開のポッドキャストで話した。

映画「スパイダーマン」シリーズなどで有名なホランドさんは、ユーチューブで公開されたポッドキャストで、昨年のクリスマスに「すごく、すごく飲みまくった」のだと認め、そこから自分のアルコールとの取り組みが始まったのだと話した。

今年1月に禁酒すると決めた後、「酒を飲むことで頭がいっぱいになってしまって、本当に怖くなった」のだと言う。

「そこで、『おい、もしかして自分はちょっと酒関連で、何かあるのかもしれない』と思うようになった」

この自覚を契機に、ホランドさんはもう1カ月、禁酒を続けることにした。しかし、イギリスの飲酒文化の引力は強力で、抵抗するのは大変だったと話す。

「(酒を飲まないと)人付き合いができないみたいな気がした。パブに行って、そこでライム・ソーダだけ飲んで済ますわけにはいかないと思った。夜に外食に出かけるのも無理だった。本当に、本当に大変だった」

「自分で思うようになった。『なんだこれ。どうしてこんなに奴隷みたいに酒に縛られているんだ? どうして自分は酒を飲むことにこんなに執着してるんだ?』と、自問自答するようになった」

自分の状態に動揺したホランドさんは、酒を6カ月飲まないという目標を設定。6月1日に27歳の誕生日を迎えたとき、峠を越したと感じたという。

その頃はもう「こんなに幸せなのは生きていて初めて」という気持ちでいっぱいだったと、ホランドさんは話した。

ホランドさんはさらに、飲酒をやめて感じるようになったメリットをいくつかあげた。

「前よりよく眠れるようになったし、前より上手に問題に対処できるようになった」、「撮影現場で、前だったらすごく頭に来ていたような問題があっても、落ち着いて受け止められるようになった。前に比べて、頭の中がすごくすっきりしている。前より健康で、調子がいい。そう思えるようになった」と、ホランドさんは説明した。

「喜んで認める。僕は確かに、アルコールに依存していた。隠すつもりは全くない」

Tom Holland and Zendaya

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画像説明, ホランドさんは「スパイダーマン」の共演者ゼンデイヤさんと交際中

断酒したことで、ほかにも影響があったとホランドさんはいう。たとえば、「どれだけ飲めるかがすごく重視される」ラグビー・ファンのコミュニティーとは疎遠になった。さらに、自分の影響で自分の母親も、飲酒をやめたのだという。

「母親もすごく調子がよくて最高だと言っているし、本当にすごいことだ。酒を飲まないと、こんなに感じ方が違うなんて信じられない。本当に最高に気分がいいんだ」とホランドさんは話した。

ホランドさんは先月、アップルTV用のシリーズ「The Crowded Room」の撮影があまりに大変だったこともあり、俳優業を1年休業中だと公表。今は休業9カ月目だという。

このドラマでホランドさんは、1970年代にアメリカで起きた強盗・強姦事件で逮捕・起訴された故ビリー・ミリガン元被告をもとにした役を演じた。公判でミリガン元被告は多重人格(現在は「解離性同一性障害」と呼ぶ)と認定され、精神疾患を理由に無罪判決を受けたが、約10年間にわたり精神病院に強制収容された。

先月のインタビューでホランドさんは、ミリガン元被告をもとにした役を演じるのは「大変だった」と話していた。米エクストラTVのインタビューでホランドさんは「全く経験したことのない感情を(撮影で)探っていった。それに加えて、プロデューサーとして、どんな撮影現場にもつきもののその日その日の問題に対応していたので、その分だけプレッシャーが多かった」のだと言い、「本当に大変な番組だったので、そのせいで今は1年の休みをとっている最中だ」と話していた。

昨年1年間は大変なことも多かったが、「スパイダーマン」で共演した恋人ゼンデイヤさんの支えに感謝していると、ホランドさんは今月初めに別のポッドキャストで話し、「自分にとって、ゼンデイヤみたいな人がいてくれるのは、すごくラッキーだ」と述べた。

「自分と同じ境遇の相手と恋愛関係にあるのは、かなりいい感じで。経験とかなんでも話し合えるし、それだけでものすごく貴重なことだ」

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