イスラエル、ヨルダン川西岸でも空爆 ジェニンで2人死亡か
イスラエルは22日未明、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の北部ジェニンを空爆した。ガザ地区のイスラム組織ハマスが、ジェニンのモスク(イスラム教礼拝施設)を「テロリストの施設」として使っていたと、攻撃理由を説明した。
パレスチナ自治政府は、アル・アンサール・モスクが攻撃され、2人が死亡したと明らかにした。
イスラエル軍はヨルダン川西岸地区を定期的に襲撃しているが、ハマスが実効支配しているガザに対するのと同じような空爆を実施するのはまれだ。
写真からは、モスクが大きく損壊した様子がわかる。
イスラエル軍は、空爆による死者について、「差し迫ったテロ攻撃」を準備していたハマスと、ガザ地区の別の武装組織イスラム聖戦のメンバーだとした。
また、モスクの地下にある施設を、それらの組織が7月から使っていたと説明。施設の入り口だとする写真や、武器、コンピューター、セキュリティー対策などの写真を公開した。
イスラエル軍は、今回の空爆に航空機、ヘリコプター、ドローンのどれを使ったのかは明らかにしなかった。イスラエルのメディアは戦闘機による爆撃だったと報じた。
報道によると、戦闘機がヨルダン川西岸地区を攻撃したのであれば、過去20年近くで2回目だという。

ガザで空爆、55人死亡か
パレスチナ自治政府は、22日にかけてのヨルダン川西岸地区へのイスラエル軍の攻撃で、別のパレスチナ人2人も死亡したとしている。これにより、ハマスとイスラエルの軍事衝突が始まった今月7日以降に、ヨルダン川西岸地区で死亡したパレスチナ人は89人になった。
パレスチナ自治政府は、ヨルダン川西岸地区の一部を統治している。最高指導者はイスラム組織穏健派ファタハのマフムード・アッバス議長。
ファタハと敵対関係にあるハマスが、ガザ地区を実効支配している。
イスラエルは、ハマスの組織を壊滅させることを目標に掲げている。予想される地上侵攻を前に、ガザ地区への空爆を増やしている。。
ハマスが運営するガザ地区の保健当局は、22日にかけての夜間のイスラエル軍の空爆で、パレスチナ人55人が死亡したとしている。今月7日以降の死者は4600人を超えており、半数以上は女性や子どもだとしている。









