日中の混み合う商店街に攻撃、17人死亡 ウクライナ東部

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ウクライナ東部ドネツク州の前線に近いコスチャンティニウカで6日、攻撃があり、少なくとも17人が死亡した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「平和な都市」に対する「意図的な」攻撃だとロシアを非難した。
午後2時ごろ、混み合う商店街が攻撃された。こうした攻撃はまれ。死者には子ども1人も含まれている。
けが人は少なくとも33人に上っているとされる。市場や薬局、商店などが被害を受け、火災が発生したという。
一般市民に対する攻撃としては、今春以降で最悪レベルとなった。
ソーシャルメディアに投稿された動画からは、買い物客らがいる通りの奥で爆発が起こり、明るいオレンジ色の光が広がった様子がわかる。
ロシアはこの攻撃についてコメントしていない。同国はこれまで、市民を標的にしたことはないと主張している。
ゼレンスキー大統領はロシアを非難。「何も悪いことをしていない人々」が殺されたとし、「全くの非人道的行為」だとした。また、死者数は増える可能性があると述べた。
さらに、ロシアを相手にすることは悪の大胆さに目をつぶることだとした。
妻のオレナ・ゼレンスカ氏も、「恐ろしいまでの残酷さ」を示すものだと述べた。

商店主のダイアナ・ホダクさんは、「閃光(せんこう)」を目にし、店員や客らに「床に伏せる」よう言ったと、ロイター通信に話した。その後、「足から骨が突き出ている」女性を兵士が運ぶのを見たという。
ウクライナの検察当局は、捜査を開始したとする声明を発表。「戦争関連の法と慣習への違反に対する刑事手続き」を進めているとした。
そして、「ロシア連邦による戦争犯罪を記録するため、可能かつ適切なあらゆる手段を講じている」と付け加えた。
これまでも攻撃で被害
コスチャンティニウカは、激戦地となっているバフムート市から約27キロメートルの距離にあり、今年に入ってたびたび攻撃を受けている。
4月2日には、集合住宅と保育園にミサイルとロケットが着弾し、市民6人が死亡。5月13日には、ロケット弾「スメルチ」による攻撃で、高層ビル、住宅、ガソリンスタンド、薬局、商店が被害を受け、15歳の少女を含む2人が死亡した。
7月24日にも攻撃があり、子ども3人が死亡。ウクライナ側はこの攻撃について、ロシア軍がクラスター爆弾を使用したと非難した。

ドネツク市は2014年以来、ロシアの代理当局が統制している。昨年2月にロシアがウクライナを侵攻してからは、代理当局は、ウクライナ軍が同市を狙っていると繰り返し非難している。
コスチャンティニウカへの攻撃があった6日には、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官がウクライナを訪問し、ゼレンスキー氏らと会談した。
ブリンケン氏が到着する数時間前には、ウクライナ全土でサイレンが鳴り響いた。防空システムは、首都キーウを狙ったミサイルの迎撃で忙しかった。
ブリンケン氏がキーウを訪れるのは、この1年半で4度目。戦争で荒廃したウクライナに対する総額10億ドル(約1470億円)超の新たな支援策を発表した。











