BBC司会者に新疑惑、別の若者に脅迫文送信か 「実際に会うよう迫られた」とも

BBC's New Broadcasting House

画像提供, PA Media

10代の子供に性的な写真を要求し、金銭を払い続けたとの疑惑が浮上しているBBCの司会者について、新たに別の若者が、この司会者から脅されたと感じたことがあると、BBCニュースに語った。

現在20代前半のこの人物は最初に出会い系アプリを通じて、BBCの司会者から匿名で連絡を受けた。

実際に会おうと強く迫られたが、一度も会わずに終わったという。

司会者の名前を明かすかもしれないと、オンライン上でほのめかしたところ、罵詈雑言に満ちたメッセージが送られてきたと、この人物は語った。

BBCの男性司会者をめぐっては、イギリスの大衆紙サンが7日の記事で、3年間にわたり性的に露骨な写真を10代の若者に要求し、計3万5000ポンド(約640万円)を支払ったと報じた。相手は当初、17歳だったという。

今回新たにBBCニュースの取材に応じた人物は、サンが報じた10代の若者とは何のつながりもないという。

この司会者の持つ影響力が怖かったと、新たに取材に応じた人物は言い、送られてきたメッセージ内の脅しが恐ろしかったし、今もおびえていると話した。この人物が受け取ったメッセージをBBCニュースは確認し、検証している。

著名な司会者が威嚇的で虐待的な行動を取っていたという疑惑が新たに浮上し、その振る舞いにさらなる疑問を投げかけることとなった。

BBCニュースはこの司会者に直接、また弁護士を通じて連絡を取ったが、最新の疑惑に対する回答は得られていない。

新たな疑惑

BBCニュースに語った若者によると、2人はまず、出会い系アプリでつながり、ほかのプラットフォームに移ってやり取りしていた。

この段階で司会者は身元を明かし、若者に誰にも言わないよう伝えたという。

その後、若者はBBCの司会者と連絡を取っていることをオンライン上でほのめかし、いずれ司会者の名前を明かすと示唆した。

これに対し司会者は、多数の脅迫メッセージを送った。

BBCはこうしたメッセージを検証し、司会者の電話番号から送信されたものだと確認した。

若者がオンラインに投稿した内容も、BBCニュースは確認している。

若者はBBCニュースに司会者について語ったが、司会者の疑惑の調査を進めるBBCの企業調査ユニットには苦情を申し立てていない。

英首相報道官は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の開催地リトアニアで記者団に対し、新たな疑惑については確認していないとしつつ、支援を受け、調査を受けるために、被害者は被害を報告するよう呼びかけた。

<関連記事>

Presentational white space

性的写真購入疑惑

司会者が10代の若者に性的な写真を要求し、金銭を払い続けたとする疑惑は、7日に浮上した。

現在20歳の若者の母親はサンの取材に対して、若者が受け取った金銭をクラック・コカインの購入に充て、今では常習者になったと説明。支払いが続けば自分の子供は「死んでしまう」と話したとされる。

この若者の代理人弁護士は10日、司会者との間で「不適切なことはなかった」とし、若者が被害を受けたとする母親の主張は「ばかげている」と語った。

サンは10日夕、新たなインタビュー記事を掲載。若者の母親と継父が、自分たちの主張は「変わらない」と述べた。

BBCはこの疑惑に関する自社調査について、対応に問題はなかったと話している。

BBCのティム・デイヴィー会長は記者会見で、性的写真の購入疑惑に関する苦情が寄せられてから、今月7日にこの司会者に話を聞くまで、約7週間経過していたことを明かした。

サンが先週、新たな主張をBBCに提示する前に、BBCは2度にわたって疑惑に関連する家族との接触を試みたという。

警察がこの事案について調査を進める間、BBCは独自調査を停止している。

BBCは9日、司会者を出演停止にしたと発表したが、名誉毀損とプライバシー侵害への懸念から、司会者の名前は明らかにしていない。

追加取材:ジェイミー・ライアン