新SNSアプリ「スレッズ」、5日間でユーザー1億人を超える
ショーナ・マカラム、テクノロジー記者

画像提供, EPA
米メタが提供する新しいソーシャルメディア「Threads(スレッズ)」の利用者が、サービス開始から5日間で1億人を超えた。
インスタグラムとフェイスブックを運営するメタは5日、アップルとアンドロイドのアプリストアで「スレッズ」の提供を開始。現在、100カ国で利用が可能だ。
メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、こんなにも早く1億人を達成できたことが「信じられない」と語った。
スレッズはこれにより、オープンAIが運営する人工知能(AI)アプリ「チャットGPT」がもっていた、利用者1億人到達の最短記録を更新した。
だが、スレッズの出だしは順調ではない。このアプリが欧州連合(EU)のデータ保護規制に沿うものか不透明なため、欧州各国ではまだダウンロードできない状態だ。
欧州委員会のティエリー・ブルトン委員(域内市場担当)はフランスのラジオ番組で、この件について初めて公に言及。「少し時間をかけることは、おそらく良い方針のように思える」と述べた。
EUでの問題にもかかわらず、スレッズは急激な成長を遂げている。メタによると、5日のサービス開始から7時間で1000万人のユーザーを獲得。翌6日朝には3000万人に達したという。
その約24時間後には、ユーザー数は2倍以上に増えたという。
しかし、主な競合相手に追いつくにはまだ少し時間がかかる。スレッドのユーザー数の1億人は、ツイッターの3億5000万人の3分の1にも満たない。
米富豪イーロン・マスク氏がツイッターを買収して以来、一部のユーザーはこのプラットフォームに幻滅している。マスク氏は数千人規模の人員整理とともに、ツイッターの収益を上げるために多くの改革を発表してきた。


他にも「マストドン」や「ブルースカイ」といった競合がいるが、いずれも既存のユーザーベースがなく苦戦している。
一方のスレッズは、10億人以上のユーザーがいるインスタグラムとの連携を利用した。
スレッズへの登録にはインスタグラムのアカウントが必要となる。
スレッズに登録すると、連携させたインスタグラムのプロフィールに、スレッズのプロフィール画面へのリンクが表示される。ただし、この表示を消すことは可能だ。
スレッズのプロフィールを削除するには、連携させたインスタグラムのアカウントを消さなければならない。だが、スレッズのプロフィールを「利用解除」することで、一時的にプロフィールや投稿、返信や「いいね!」を非表示にできると、メタは説明している。
提訴の構え
スレッズのサービス開始以来、ツイッターはメタを提訴する構えを示している。
ツイッターの運営会社「X」の弁護士は、ザッカーバーグ氏がスレッズを作るために、「ツイッターの企業機密やその他の知的財産を組織的に、故意かつ違法に流用した」としている。
また、メタがツイッターの元従業員を雇い、「ツイッターの企業機密やその他の極秘情報にアクセスし、その後もアクセスし続けている」と主張している。メタはこれを否定している。
スレッズでは、500字までの投稿が可能で、ツイッターの280字より多い。どちらのサービスもリンクや画像、動画などが投稿できる。
一方、コンテンツの管理ルールは異なっている。スレッズでは、裸や「職場での閲覧には注意を要する(NSFW)」画像の投稿は禁じられている。
またツイッターとは違い、ブラウザで使えるバージョンはまだ提供されていない。








