ベラルーシ大統領、健康不安説 主要行事を欠席
ヤロスラフ・ルキフ、BBCニュース

画像提供, Reuters
ベラルーシの独裁的な指導者アレクサンドル・ルカシェンコ大統領(68)をめぐり、健康不安説が持ち上がっている。14日には主要な祝賀行事を欠席し、憶測がさらに膨らんだ。
ルカシェンコ氏は例年、恒例の「国旗・国章・国歌の日」の行事で演説してきた。しかし14日にあった今年の同行事では、首相がメッセージを代読した。
先週9日には、ルカシェンコ氏はモスクワでロシアの対独戦勝記念日のパレードに出席。しかし、ウラジーミル・プーチン大統領との昼食は取りやめ、早々に帰途に就いた。
この日のルカシェンコ氏は明らかに疲れている様子で、右手には包帯が巻かれていた。
ベラルーシの首都ミンスクに戻って数時間後、ルカシェンコ氏は同国の戦勝記念日の式典で花を手向けた。公の場に姿を見せたのは、これが最後となっている。
病院を訪れたとの情報も
反政権側はテレグラムで、ルカシェンコ氏が13日夜にミンスク郊外の大統領府医療センターを訪れたと伝えた。ただ、この情報が正しいか、独立した確認はなされていない。
ルカシェンコ氏側はこれまで、この問題についてコメントしていない。
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「欧州最後の独裁者」と西側で呼ばれるルカシェンコ氏は、1994年からベラルーシで政権を握り、反体制派を弾圧してきた。
2020年の大統領選でルカシェンコ氏は勝利したとされたが、野党は不正があったと非難した。
その後、国を揺るがす大規模な反政府デモが発生。機動隊や国家保安委員会(KGB)は、数千人を逮捕し、容赦なく殴りつけた。
こうした動きにもかかわらず、ルカシェンコ氏はロシアの支援を受け、政権を維持してきた。
プーチン氏が昨年2月、ウクライナ侵攻を開始した時点で、ルカシェンコ氏は支持を表明。ロシア軍がベラルーシを拠点として国境を越えてウクライナに侵入することや、ロシアの戦闘機がベラルーシからウクライナ空爆に向かうことを認めた。






