キーウなどウクライナ各地でロシアのミサイル攻撃 少なくとも19人死亡

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ウクライナ各地の都市が28日、ロシアによるミサイル攻撃を受け、少なくとも19人が死亡した。首都キーウも50日以上ぶりに攻撃された。
中部の都市ウマニでは、集合住宅群にミサイルが当たり、子ども1人を含む17人が死亡した。当局が明らかにした。
南部の都市ドニプロでは、女性と3歳の娘が死亡したと、市長が説明した。
中部のクレメンチュク、ポルタヴァ両市でも爆発があったと報じられている。
ロシア国防省は、ウクライナ軍の予備役部隊を狙って攻撃したと発表した。ロシア国営のRIA通信は、高精度の武器が使われたと伝えた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はツイッターで、ウマニで集合住宅10棟が損壊したと説明。ロシアに対する国際社会のさらなる行動が必要だと訴えた。
「悪は兵器で止められる。我々の防衛部隊がそうしている。悪は制裁でも止められる。世界的な制裁を強化する必要がある」
救急当局によると、ウマニでミサイル攻撃によって死亡した子どもは9~10歳だという。同市では他に11人が負傷し、病院で治療を受けているという。
キーウの軍事行政機関トップは、同市がロシアのミサイル攻撃を受けたのは51日ぶりだと述べた。
キーウでは民間人の死者はまだ報告されていない。

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ミサイル21発を迎撃か
ウクライナ当局は、ミサイル23発のうち21発と、攻撃用ドローン(無人機)2機を防空システムで撃墜したと、テレグラムに投稿した。
ウクライナ国家国境庁がテレグラムに投稿した動画では、ウマニの集合住宅が攻撃を受けて大きく損壊している。
被害を受けた集合住宅に住むオルガさんは、自宅の窓が吹き飛ばされ、「それから爆発があった」とロイター通信に話した。
付近にいた男性は、救急隊が遺体を担架に乗せて運ぶのを泣きながら見ていた。
ロシアが何を狙って攻撃したのか、定かにはなっていない。ロシアは過去にも、ウクライナの民間インフラを攻撃したこともある。
ロシアは意図的に民間人を標的にすることはないとしている。しかし、侵攻開始以降、ウクライナの死傷者は数千人に上っている。
ウクライナ軍は現在、西側同盟国から供与された戦車などの新たな兵器を使って、攻勢を仕掛ける準備しているとされる。
一方のロシアは、戦略的に重要な都市バフムートをめぐって10カ月間戦闘を続けるなど、冬の攻勢で前進できずにいる。








