地震発生から1週間後に少女ら救出、死者は3万5000人以上に トルコ・シリア地震

画像提供, Turkish Energy and Natural Resources Ministry
トルコ・シリア地震の発生から1週間がたった13日、トルコ南部で奇跡的な救出が相次いだ。アディヤマンの集合住宅のがれきからは、女の子が地震発生178時間後に救け出され、救助隊員らから「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」という喜びの声があがった。同国とシリアの死者は計3万5000人を超えた。
アディヤマンで救出されたミライちゃんは、ストレッチャーに乗せられ搬送された。救助隊はミライちゃんの姉の捜索を続けていると、地元メディアは報じている。
この日はさらに、13歳のカーンくんが地震発生から182時間後に、ナイデ・ウマイさんという女性が同175時間後に、それぞれトルコ南部ハタイ県で助け出された。
しかし生存者発見の望みは薄れつつある。
生存者が見つかるかどうかは、人体が水なしでどれだけ生きられるかに関わっている。また、がれきの下でも十分に呼吸できる空間があるかや、けがの程度などにも左右されるという。
緊急医療の専門家であるトニー・レッドモンド教授は、現地の低い気温がもろ刃の剣になっていると指摘。寒さで血管が収縮することでけがに耐えられる時間が増える一方、寒さそのものが人体には有害だと説明した。
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トルコでは救助隊に炭鉱労働者や専門家なども参加し、体温検知カメラや探索犬を使った生存者の捜索活動が続いている。
しかし、生存者発見の可能性の低下を受け、救助活動はまもなく終了するとの見方がある。
当局が避難シェルターや食料、医療などの提供を進めるなか、焦点は復興に向けた取り組みに移りつつある。

被災地では、地震発生から何日もたって救出される人が続いている。
トルコ南部カフラマンマラシュでは、5歳のアラスちゃんが地震発生から105時間後に救出された。
集中治療室(ICU)に搬送されたアラスちゃんは低体温症に陥っており、一時は体温が28度まで下がっていたという。現在は回復に向かっているという。
このICUは、災害支援でトルコに到着したイスラエルの医師らが設置した。シリアの被災者も受け入れている。
そのうちの1人、サミルさん(65)は6日間がれきの下に閉じ込められた後、救出された。ただ、両脚を切断せざるを得なかったという。
また、トルコ南部トルコグルの街では、地震で損壊した地元病院の敷地に、イギリスの国民保健サービス(NHS)による仮設病院が設置された。
地震発生直後の救急医療の必要性はなくなったかもしれないが、ここに住む8万人はなお、多くの医療サービスを欠いている状態だ。
一方、シリア北部の被災地を取材しているBBCのクエンティン・サマヴィル記者は、反政府勢力が支配するイドリブ県には、支援がほとんど届いていないと指摘。
ただでさえ医療スタッフが不足している中、病院は負傷者の手当てに追われていると報じた。









