ゼレンスキー大統領、独仏首脳と会談 戦闘機供与を訴える

Volodymyr Zelensky shakes Olaf Scholz's hand while Emmanuel Macron looks on

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画像説明, (左から)ウォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領、エマニュエル・マクロン仏大統領、オラフ・ショルツ独首相

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日夜、フランスを訪れた。エマニュエル・マクロン大統領とドイツのオラフ・ショルツ首相と会談し、戦闘機を供与するよう訴えた。

ゼレンスキー氏はこの日午前、イギリスを訪れ、リシ・スーナク首相と会談。午後には英議会で演説し、チャールズ国王とも面会した。

ゼレンスキー氏は9日には欧州連合(EU)首脳会談に出席する予定で、戦闘機の供与をさらに要請するとみられている。

西側諸国は先に、ウクライナに主力戦車の供与を次々と発表したが、ゼレンスキー氏は戦闘機と長距離ミサイルが重要だとしている。

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マクロン大統領とショルツ首相との首脳会談後の共同記者会見で、ゼレンスキー大統領は、フランスとドイツが戦車や現代の戦闘機、長距離ミサイルをウクライナに提供すれば、戦況を「大きく塗り替え」られるかもしれないと語った。

また、戦闘機供与について協議したと発言。一方で、兵器供与には「わずかな時間しか」残されていないと警告した。

マクロン氏は、ウクライナはフランスの支援を頼りにできるとし、フランスが「ウクライナの勝利と正しい権利の回復を助ける決意をした」と述べた。

ショルツ氏は、「我々の立場は変わっていない。ロシアを勝たせるわけにはいかない」と述べた。

マクロン氏とショルツ氏が、戦闘機供与を約束したかは、現時点では明らかになっていない。

独仏両首脳はこれまで、ウクライナへの支援の遅れをたびたび批判されてきた。

マクロン氏は変わったとゼレンスキー氏

ゼレンスキー氏は以前、侵攻開始後もマクロン氏がロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談を続けていたことにいらだちを表明していた。

しかしゼレンスキー氏は仏紙ル・フィガロの取材で、マクロン氏は変わったと思うと発言。ウクライナの勝利への支援を決断し、1月に戦車供与への「扉を開いた」ことが、その証明だと話した。

ゼレンスキー氏は英議会での演説でも、ロシアとの戦いには戦闘機が必要だと訴えた。

演説では「自由は勝利する」、「ロシアが負けるのは明らかだ」と述べ、イギリスはウクライナと共に「生涯で最も重要な勝利」の行進をしていると語った。

英首相官邸は、イギリスが供与できる戦闘機についてベン・ウォレス国防相が調査を進めていると説明。しかし、「長期的な解決策」であり、パイロットの訓練には何年もかかる可能性があると強調した。

ロシアは、ウクライナに戦闘機を供与する国が出れば、ロシアから「反応」があるだろうと警告している。