ロシア軍基地を建設、占領下のウクライナ・マリウポリで 衛星画像で明らかに

画像提供, Maxar
ロシア軍が占領したウクライナ南東部の港湾都市マリウポリで、大規模な陸軍基地を建設し、その軍事プレゼンスを強化していることが、米人工衛星会社マクサー・テクノロジーズが公開した衛星画像で明らかになった。
U字型の新しい施設は街の中心部近くに位置する。屋根にはロシア陸軍を示す赤と白と青の3色からなる星マークと、「マリウポリの人々のために」との文字が確認できる。
マクサー社は軍事施設のようだと指摘している。
BBCはこれがどのような施設なのか検証できていない。何のために使われているのかも確認できていない。
ロシア軍は2月末から約3カ月にわたりマリウポリを包囲。絶え間ない徹底的な砲撃で、街の大半を廃墟にした。
ウクライナ当局は先月、ロシア軍の攻撃で推定約2万5000人の民間人が死亡したと発表した。一方で国連は1348人の民間人の死亡を確認したとしつつ、実際の死者数はこれより「数千人単位で多い可能性が高い」としている。
マリウポリ市内の埋葬地を捉えた画像では、埋葬の範囲が拡張されているように見える。ロシア軍はここ数カ月、埋葬するために破壊された建物から死体を運び出していると報じられている。先月にBBC番組「パノラマ」が入手した画像を分析したところ、新たに1500の墓が掘られていることが示唆された。

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3月16日にロシア軍がミサイル攻撃を行い、数百人が死亡したとみられる市内の劇場跡地には、大きな防護幕が跡地を取り囲むように設置されている。劇場は廃墟と化している。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは当時、この攻撃を「明確な戦争犯罪」と呼んだ。

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ウクライナ当局は、ロシア軍の爆撃で街のインフラの最大9割が廃墟と化したと推定している。複数の新たな画像は、修理不能となった多くの住宅施設をロシアが解体し始めた可能性を示している。

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ほかの複数の画像には、市内のショッピングセンターに大量の建築資材が置かれている様子も写っている。この施設の外では、ロシア軍の砲撃が起きている間、食料品や必需品を求める多くの民間人が順番待ちをしていた。

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ウクライナ南部や東部でウクライナ軍が反攻を進める中、ロシアにとってはマリウポリを奪還される脅威が高まっているだけに、ロシアがマリウポリの防衛拠点を徐々に増強していると報告されている。こうした中で、今回の画像が公開された。
イギリスの防衛当局者は先月、ロシア軍がマリウポリにある2つの工場で、装甲車両などの移動を妨害するためのコンクリート製の防御用障害物「竜の歯」を、大量に製造していると指摘した。
マリウポリは2014年にロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島につながる「陸の橋」の一部で、ロシアにとって戦略的に重要な都市。
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