マレーシア総選挙、各党とも過半数取れず 97歳マハティール氏は落選
ジェレミー・ガヘイガン、BBCニュース

画像提供, Reuters
マレーシアで19日に総選挙の投開票があり、同国で初めて、どの政党も単独過半数を獲得できない結果となった。
アンワル・イブラヒム元副首相が率いる野党連合・希望連盟が、最多議席を確保した。ただ、過半数には遠く及ばなかった。
イスマイル・サブリ・ヤコブ首相の与党連合は、178選挙区で候補者を立てたが、当選は30選挙区にとどまり、過去最悪の結果となった。
97歳のマハティール・モハマド元首相も立候補していたが、議席を失った。マハティール氏が選挙で敗れたのは53年ぶり。
マハティール氏は、1981~2003年に首相を務めるなど、マレーシアの政治を長年支配してきた。1980年代以降の同国の急速な経済改革の立役者として評価されている。
地域政党がかぎに
マレーシアはこのところ、政治的に不安定な状態が続いている。2018年以降、3人の首相が誕生している。
与党の統一マレー国民組織(UMNO)にとっては、これまでで最悪の選挙結果となった。代わりに、政党連合の国民同盟(PN)や、保守的なイスラム政党PASが有権者の支持を得た。
対立する各政党は、下院において過半数の支持を得られると考える首相候補者の名前を提出することになっている。
この政治的な行き詰まりを打開するには、マレーシア東部ボルネオ島の政党の支援が不可欠となる。これらの政党は、マレーシアの連邦制のもとで、自らの地域にとって有利な条件を求めると予想される。
国営メディアによると、ボルネオ島の地域政党連合のサラワク政党連合が、ムヒディン・ヤシン前首相および現政権と協力して新政府を樹立する意向だという。
ムヒディン氏は、「議員たちから、国王が私を首相に任命するのに十分な支持を得られると確信している」と述べた。ただ、他にどの政党から支持を得られそうなのかは明らかにしなかった。








