ロシア軍司令官、南部ヘルソンは「緊迫」 異例の厳しい認識

Sergei Surovikin (Russian Defence Ministry photo)

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画像説明, セルゲイ・スロヴィキン将軍。ロシア軍の中でも強硬派で知られる

ウクライナで戦闘を続けるロシア軍の司令官は18日、ロシアが占拠してきた南部ヘルソン市が「困難」な状況にあるとし、住民を避難させると、ロシア国営テレビで述べた。

この司令官は、「アルマゲドン(最終戦争)将軍」の異名を持つセルゲイ・スロヴィキン将軍。最近、ウクライナでの戦争の作戦統括者に任命された。

同将軍は、ウクライナ軍が高機動ロケット砲システム「ハイマース」を使い、市内のインフラや住宅を攻撃していると主張。

「ロシア軍は何よりもまず、ヘルソン市民の安全な避難を確保する」と述べた。

また、「全体として、特別軍事作戦地帯の状況は緊迫していると言える」とした。ロシアはウクライナでの戦争を「特別軍事作戦」と呼び続けている。

スロヴィキン将軍が、大きな問題の存在を認めるのは珍しい。

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同将軍の見方には、ロシアに任命された現地の当局者、キリル・ストレムソフ氏も同調した。

ストレムソフ氏はメッセージアプリのテレグラムで、ウクライナ軍が「ごく近い将来に」ヘルソン市を攻撃すると警告。「私の言葉を真剣に受け止めてください。できるだけ早い避難が大事です」と呼びかけた。ドニプロ川西岸の人々が最も危険だとした。

同じくロシアが任命したヘルソン州のウラジーミル・サルド知事も、ビデオメッセージの中で、同様の状況認識を示した。

ヘルソン市は、2月に侵攻を開始したロシア軍が最初に制圧した大都市。

ウクライナ軍はここ数週間、同市付近の国土を着実に奪還。ドニプロ川に沿って南に30キロメートル近く進んでおり、ロシア軍を追い込む勢いだ。

ヘルソン市は、ロシア軍が占拠した唯一の州都。ロシアは現在、ヘルソンなど4州をロシアの一部だと主張している。国際社会はこれを認めていない。

インフラに被害か

スロヴィキン将軍はさらに、ウクライナのロケット弾がヘルソン市のアントニフスキー橋とカホフカ水力発電ダムを損壊させ、幹線道路の交通を遮断したと説明した。

そして、食料配送、水、電気といった生活に不可欠なサービスの提供に問題が生じているとした。

BBCは、この主張が正しいのか確認できていない。

同将軍はまた、ウクライナ軍が広範囲にわたる前線で、絶え間ない攻撃を仕掛けていると述べた。東はクピャンスクとリマン、南はミコライウからクリヴィー・リフにかけての戦線を挙げた。

スロヴィキン将軍は戦争経験が豊富で、シリアでは多くの民間人の死者を出したロシアの空爆を監督した。チェチェンでは人権侵害で非難された部隊を指揮した。

同将軍が国営テレビで状況説明をしたこの日、ロシアはウクライナの首都キーウやその他の都市をドローンやミサイルで攻撃した。その多くは電力供給施設を狙ったものだった。キーウの一部では電力や水道が供給されていない。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、過去8日間で国内の発電所の3割が破壊されたと述べた。

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