ゼレンスキー大統領、ロシア兵に投降呼びかけ 「文明的に」扱うと

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、ウクライナに降伏したロシア兵を「文明的な方法で」扱うと述べた。またロシア人に対し、前線に送り込まれた場合には逃亡や投降するよう呼びかけた。
ロシアではウラジーミル・プーチン大統領が21日、予備役の「部分的動員」を発表。24日には、脱走兵や命令に背いた兵士への罰を倍加する法律に署名した。
同国では現在、各地で部分動員に対する抗議活動が起きている。ロシアの人権状況を監視する独立系団体「OVD-Info」によると、治安当局に拘束された人は、先週前半には1000人以上、24日だけで700人以上に上った。ロシアでは、認可されていない集会は法律で禁じられている。
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ゼレンスキー氏はこの日のビデオ演説で、自らの第一言語であるロシア語でロシア人に対し、戦争終了後に戦争犯罪人として裁かれるリスクを取るより、ウクライナ側に降伏するべきだと呼びかけた。
また、ウクライナはロシアの脱走兵などを国際協定にのっとって扱うとしたほか、ロシアに戻った際の処遇を恐れる場合には送還しないと述べた。
「我々の兵器による爆撃で死ぬより、投降してウクライナの捕虜になる方が良い」と、ゼレンスキー氏は強調した。
プーチン大統領が署名した新法では、脱走、戦闘拒否、命令違反、降伏などを行ったロシア兵に10年の禁錮刑を科すとしている。
ロシア軍はウクライナ東部や南部でウクライナの反攻を受け、退却を余儀なくされている。プーチン氏の一連の動きは、戦争の主導権を握り直すためのものだとみられている。

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部分動員の発令を受け、国境には動員を免れようとするロシア人がつめかけている。
エストニアとラトヴィア、リトアニアは、動員令から逃れようとする人に自動的に亡命を認める予定はないとして、大半のロシア人の入国を許していない。
バルティック・ニュース・サービスによると、エストニアのラウリ・ラーネメツ内相は、ウクライナ侵攻は「ロシア人の集団責任」だとして、ロシア人の入国禁止がロシア国内での「不満をかきたて」ることを願っていると述べたという。










