ジュリアーニ氏、ジョージア州で捜査対象に 米大統領選の結果覆そうとした疑い

Giuliani at a Republican hearing

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画像説明, トランプ前大統領個人の顧問弁護士だったルディ・ジュリアーニ氏

アメリカのドナルド・トランプ前大統領個人の顧問弁護士だったルディ・ジュリアーニ氏は15日、2020年米大統領選で結果を覆そうとした疑いで、自らがジョージア州の刑事捜査の対象となっていることを明らかにした。

元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏は、この捜査は政治的な動機に基づくものだと非難した。同氏は17日にジョージア州アトランタの裁判所に出廷する予定。

ジュリアーニ氏の弁護人ロバート・コステロ氏は15日、弁護団はジョージア州の検察から、ジュリアーニ氏が捜査対象になっていることを伝えられたと米メディアに語った。

また、ジュリアーニ氏が法廷でトランプ氏に関して尋問されても、弁護士と依頼者間の秘匿特権に抵触する可能性がある場合は、回答を拒否するだろうとした。

ジュリアーニ氏は15日、ニューヨークでラジオのトークショーに出演し、アトランタは「全米で最もいんちきな都市」の1つであり、「民主党が独裁」しているとした。

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Presentational white space

ジュリアーニ氏は2020年大統領選の結果をめぐり、トランプ陣営が展開した法廷闘争を主導した。また、選挙で不正があったとするトランプ氏の根拠のない主張を増幅させた。

2020年12月当時、前大統領の選挙陣営で弁護士を務めていたジュリアーニ氏は、民主党のジョー・バイデン氏の勝利を認定しないようジョージア州議員たちに働きかけたほか、票が盗まれたとする根拠のない主張を繰り返した。

監査結果によると、ジョージア州ではバイデン氏が1万2670票差でトランプ氏を破った。

動画説明, トランプ氏「1万1780票を見つけたいだけだ」 ジョージア州高官に

捜査の拠点となっているフルトン郡の検察当局は、トランプ氏が2021年1月にジョージア州のブラッド・ラッフェンスパーガー州務長官に対し、同州の選挙結果を覆すのに十分な数の票を「見つける」よう要求する電話をしたとされ、その音声が浮上したことから刑事捜査を開始した。

検察は証拠の聴取を行うため5月に大陪審の招集を要請した。フルトン郡地方検事のファニ・ウィリス氏は、捜査の結果、恐喝や共謀の罪で訴追する可能性があるとしている。

ただ、ジュリアーニ氏が証言を求められたからといって、同氏やほかの誰かが罪に問われるという意味にはならない。

ウィリス検事は、トランプ氏を大陪審で証言させることも検討しているとしている。