米独立記念日のパレードで発砲、6人死亡 シカゴ近郊

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米中西部イリノイ州シカゴ近郊で4日、独立記念日のパレード中に建物の屋上から銃が発砲され、6人が死亡した。警察は発砲した疑いのある人物の行方を追っていたが、米メディアによると、同日逮捕した。
警察などによると、シカゴに近いハイランドパーク市で午前10時15分ごろ、発砲音が数回した。商店の屋上からパレード参加者に向けて、強力なライフルで無差別に発砲されたとみられている。
現地当局によると、現場で成人5人が死亡、近くの病院で1人が亡くなった。病院には24人が運ばれたという。
警察は、ロバート・E・クリモ3世容疑者(22)が発砲に関わった疑いがあるとして、警察犬やドローンを使って行方を追った。容疑者は武器を所持し、危険な状態にあったとされる。
警察は、「銃器の証拠」を回収したとしている。
パレードが始まってすぐ
発砲があったのは、市主催のパレード開始からわずか数分後のことだった。パレードは急きょ中止された。
独立記念日を祝うこの行事では、山車やマーチングバンド、地域のグループなどの行進が予定されていた。
毎年恒例の楽しいイベントだが、今年はあっという間にパニックに変わり、集まった人々が現場から逃げ出した。ベビーカーやハンドバッグ、折りたたみ椅子が路上に残されたままだった。

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現場にいた目撃者らは、銃声が立て続けに聞こえた恐怖の瞬間について語った。
発砲者から100メートルも離れていなかったというアナンドさんは、最初は自動車の不具合による音だと思ったが、人々が走っているのを見て何が起きているのか分かったと、BBCに語った。
「ごく短い時間に大量の弾丸を発射するタイプの銃だった。信じられないくらい大きな音だった。その後、静まり返った」
アナンドさんはまた、都市郊外のこの地域では、銃による暴力事件はめったにないと説明。「ここは非常に安全だと思っていたので、現実と思えない」と話した。
別の目撃者のノエル・ハラさんは、息子をパレードに送ってから、スターバックスで朝食をとっていた時に大混乱が起きたと述べた。
「30人くらいの人が突然叫びながら押し寄せてきて、私たちはスターバックスのトイレに閉じ込もった」
「まもなくして、店側は発砲者が裏口から入ろうとしていると考え、私たちをスターバックスから避難させた」

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アメリカで7月4日は、1776年にイギリスからの独立を宣言した日を記念する、国民の祝日となっている。
ハイランドパークのナンシー・ロタリング市長は、「きょう私たちは地域社会と自由を祝うために集まったのに、悲劇的な人命損失を悼んでいる」と述べた。
シカゴでは、暑くなって屋外で過ごす人が増える時期の連休の週末に、銃による暴力事件が増える傾向がみられる。昨年の独立記念日の週末には、100人以上が銃で撃たれ、17人が死亡した。
アメリカでは5月、テキサス州ユヴァルディとニューヨーク州バッファローで銃乱射事件が発生したばかり。米連邦議会は先月、銃規制に関する超党派の法案を可決。ジョー・バイデン大統領が署名して成立した。










