英政府の不法入国者のルワンダ移送、直前で停止 欧州人権裁判所の判断受け

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イギリスで14日、欧州から英仏海峡を渡ってきた亡命希望者の一部をルワンダへ空路移送する第1便が、出発直前にキャンセルされた。移送を差し止めるべきだとする欧州人権裁判所(ECtHR)の判断を受けてのもの。
イギリス政府はこの日、最大7人をルワンダへ移送する予定だった。しかし、ECtHRの介入によりフライトは停止された。
プリティ・パテル英内相は、「がっかりしている」としつつ、計画が阻まれることはないとの姿勢を示した。
「私は、この政策が簡単に実現できるものではないことを常に申し上げてきた。法的な申し立てと土壇場での主張により、今日のフライトが出発できなくなったことにがっかりしている」
「我々の法務チームはこのフライトをめぐる全ての決定を検証しており、次のフライトの準備は今から始まる」
ボリス・ジョンソン首相は先に、この政策に躊躇(ちゅうちょ)することはないとし、多くの法的申し立てを伴う「長いプロセス」になることを政府は常に承知していると述べていた。
また、この政策を助けるために法律を改正しなければならないことも「大いにあり得る」とした。

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英控訴院は13日、ルワンダへ移送する計画の第1便の出発を許可した。その後、イギリス国内では現代における奴隷的待遇や人権の侵害を問題視する法的訴えが相次いだ。
移送機は南部ウィルトシャーの軍用飛行場を14日午後10時30分に離陸する予定だった。しかし、仏ストラスブールにあるECtHRとロンドンの裁判所からの移送に関する多数の判断を受けて、全ての乗客が機外へと出された。
出発時刻の数時間前に発表された声明の中で、ECtHRはイラク人男性(通称「KN」)のケースについて「緊急暫定措置」を認めるとした。
声明は、このような申請は「申請者が不可逆的な危害を受けるという現実的リスクに直面している場合」にのみ、「例外的に」認められると説明している。
これは、ルワンダに移送される人々には差し迫ったリスクはないとした英裁判所の判断と矛盾する。
英支援団体「難民評議会」のエンベル・ソロモン最高責任者は、移送機が離陸できなかったことは「この計画の非人道性を示している」とし、英政府が「フランスと大人の会話をする」ことで計画を見直す必要があると語った。








