ロシアの60以上の都市で反戦デモ、当局は4千人超を拘束 ウクライナ侵攻

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ロシア各地で6日、ウクライナ侵攻に抗議する反戦デモが行われ、参加者4600人以上が当局に拘束された。人権団体などが発表した。
国営RIA通信によると、内務省の発表では、首都モスクワだけで約1700人が逮捕された。
抗議行動をモニターする非政府組織「OVDインフォ」によると、反戦デモは60都市以上で開催された。
ロシアではここ数年、抗議運動が厳しく制限されていたが、ロシア軍がウクライナに侵攻して以来、いくつものデモ行進が発生している。
OVDインフォによると、侵攻開始から11日目現在で、1万3000人以上が抗議運動に参加したとして拘束された。
同団体のマリア・クズネツォヴァ広報担当は、ジョージアの首都トビリシからロイター通信の取材に応じ、「ねじは完全に締められている。我々は軍部による検閲を目撃している」と語った。
「6日には比較的大きな抗議運動があった。シベリアの都市ですら、これほど多くの逮捕者が出ることは滅多にない」
OVDインフォは、拘束された抗議参加者の名前と、拘束された場所、そして全体の拘束者数を毎日公表している。
一方で、「警察当局は公表リストに掲載されているよりも多くの人を拘束しているかもしれない。我々は確実に身元が分かる人、公表できる人の名前だけを掲載している」としている。

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日、ロシア軍に関する「偽情報」の拡散を最高15年の実刑で処罰するという改正刑法に署名、成立させた。
プーチン氏は同日、ロシアへの制裁を呼びかけた者を罰金・懲役刑の対象にする法案にも署名した。
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プーチン大統領を長年批判している野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は先週、ロシアは「おびえる卑怯者の国になってはいけない」として、ウクライナ侵攻に反対するデモを毎日行うよう呼びかけた。ナワリヌイ氏は現在、横領罪を理由に収監されている。
しかし人権団体によると、ロシアではここ数年、抗議運動を厳しく取り締まる新法が次々と試行されているという。
アムネスティ・インターナショナルは、「ロシアの法律は明確に『許可』や『禁止』といった言葉を避けているが、実質的には集会の主催者に当局の許可を求める内容になっている」と指摘している。
6日にはロシア以外の国でもウクライナ侵攻をめぐる反戦デモが行われた。ロシア政府と友好関係にあるカザフスタンの首都アルマトイでも、平和的なデモ行進が許可され、約2000人が参加した。
そのほか、ベルギーのブリュッセルや英ロンドンでも抗議集会が行われた。

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