チャールズ英皇太子がコロナ陽性、2度目 2日前に女王と面会

Prince Charles

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画像説明, チャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染するのは2020年3月以来、2回目となる

イギリス王室のクラレンス・ハウスは10日、チャールズ皇太子(73)が新型コロナウイルスの検査で陽性と確認されたと発表した。皇太子が感染するのは、2020年3月に続き2度目

王室筋によると、チャールズ皇太子は検査結果の出る2日前にエリザベス女王(95)に会っていた。現時点で、女王に症状はないという。

また9日には、皇太子の妻のカミラ夫人と共に大英博物館でのパーティーに出席。リシ・スーナク財務相などと面会していた。

皇太子夫妻の居宅で公務を管理するクラレンス・ハウスによると、カミラ夫人は検査で陰性だった。

女王の公務を管理するバッキンガム宮殿は、医療上のプライバシーを理由に、女王の検査結果については公表していない。

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クラレンス・ハウスは、皇太子は新型ウイルスのワクチンを2回接種し、ブースター接種も済ませていたと説明。一方で、症状の有無については触れなかった。

皇太子は、2020年に初めてCOVID-19に感染した際には軽度の症状だったものの、「奇妙で腹立たしい」経験だったと語っていた。

チャールズ皇太子は今週初め、女王が現在居住しているウィンザー城で、文化活動やパンデミック中の活動を評価されて叙勲された人々への授与式を開いた。

この日はさらに、最大野党・労働党のサー・キア・スターマー党首やサー・アントニー・ラダキン国防参謀総長と面会した後、自身がパトロンを務める教育団体との夕食会を開いた。

9日には、カミラ夫人と共に大英博物館で、やはりパトロンを務めるイギリス・アジア財団のパーティーに出席。このレセプションには、スーナク財務相のほか、プリティ・パテル内相や、音楽プロデューサーのノーティー・ボーイ氏などが参加していた。

この午前中には、ナショナル・ギャラリーも訪問していた。

Prince Charles at the British Museum

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画像説明, 9日には、大英博物館で開かれたレセプションに参加した

イングランドでは現在、COVID-19の症状がある人は、その時点から48時間前までに濃厚接触した人に連絡する必要がある。

濃厚接触者のうちワクチン接種が終わっている人は、ラテラルフロー検査を7日間受けることになるが、陽性が発覚しない限りは自主隔離の必要はない。

チャールズ皇太子は10日間の自主隔離が必要だが、5日目と6日目の検査で陰性だった場合は、隔離終了を前倒しできる。

ボリス・ジョンソン首相は先に、こうした自主隔離ルールを数週間以内に撤廃する方針を示している。

Statue unveiling

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画像説明, 皇太子が参加する予定だったハンプシャーの「ウィンチェスターのリコリシア」像の除幕式では、ナイジェル・アトキンソン総督が代理を務めた

チャールズ皇太子は10日、ハンプシャーで「ウィンチェスターのリコリシア」像の除幕式に参加する予定だった。

ウィンチェスターのリコリシアは、13世紀に金融業を営んでいたユダヤ人女性。シングルマザーとして子供を育てながら、王侯貴族との取引で富を築いた。リコリシアのビジネスはイングランドの3人の王を助け、ウエストミンスター寺院の建築にも貢献した。しかし同時に、ユダヤ人差別にも悩まされていたという。1277年に何者かに殺されたが、犯人はいまだ分かっていない。

皇太子のコロナ陽性のニュースは、ハンプシャー到着時刻の12分前に発表された。

除幕式の会場前には、皇太子に会おうと1000人以上の市民が詰めかけていたが、ハンプシャーで王室の代表を務めるナイジェル・アトキンソン総督が、皇太子からの謝罪のメッセージを読み上げた。

一方、カミラ夫人は予定通りに公務を続け、ロンドン西部の性被害通報センターを訪問した。

エリザベス女王は6日、東部ノーフォークのサンドリンガム邸で即位70周年の記念日を迎えた後、ウィンザー城に戻り、チャールズ皇太子に会っていた。

5日には、サンドリンガムの地域住民を招いて、即位70周年を祝うレセプションを開催。参加者からは「とてもお元気そうでした」という声が聞かれていた。

動画説明, エリザベス英女王、即位70周年を前に記念のケーキカット