仏大統領夫人は「男性として生まれた」 偽情報に本人が法的措置の意向

画像提供, Getty Images
フランス大統領の妻のブリジット・マクロン氏(68)について、出生時の性別は男だったとする陰謀論がインターネット上で広がっている。同氏はこうした偽情報に対して法的措置をとる意向だと、弁護士が22日に明らかにした。
マクロン氏がトラスジェンダーの女性だとする偽情報は、9月に極右のウェブサイトに掲載され、陰謀論者によって拡散された。同氏はソーシャルメディア上で標的にされている。
ネット上のうわさは、マクロン氏はジャンミシェル・トロニューという名で、男性として生まれてきたとしている。
この名前はソーシャルメディアでトレンドになり、何万回も言及された。
マクロン氏の弁護士は、「彼女は訴訟手続きの開始を決め、現在それを進めている」と、AFP通信に述べた。
偽情報はなぜ広がった?
マクロン氏に関するうそは、極右や反ワクチン団体、「QAnon(キュー・アノン)」と呼ばれる陰謀論ムーブメントなど、夫のエマニュエル・マクロン大統領に反発するアカウントが拡散している。
仏メディアは、ある極右ジャーナルに掲載されたナターシャ・レイという女性の記事が発端であることを突き止めた。
仏紙リベラシオンによると、この記事は反ワクチン派や新型コロナウイルス懐疑派、極右活動家などさまざまな人にオンライン上で共有された。そして、このうわさを議論するユーチューブ動画が多くの人に視聴され、意見が共有されたという。
2017年に夫が大統領に当選して以降、今回のようなうわさが浮上したのは初めてではない。
マクロン氏は最初の夫との間に3人の子ども(全員が成人)がいる。2007年に結婚したエマニュエル氏と25歳近く年齢差があることから、標的にされたことがある。

画像提供, ERIC FEFERBERG/AFP
今回の陰謀論は、来春に大統領選を控える中で浮上した。
エマニュエル・マクロン大統領は2期目への立候補を正式に表明していないが、立候補するとの見方が優勢だ。
その場合、右派の共和党候補ヴァレリー・ペクレス氏や、極右候補を目指す仏テレビパーソナリティのエリック・ゼムール氏と対決することになる。







