ハリス氏、女性として初めて米大統領権限を(一時的に) バイデン氏の健康診断中

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ジョー・バイデン米大統領(78)が定期健康診断を受けた19日、カマラ・ハリス副大統領(57)がその85分間、大統領権限を担った。一時的にでも、アメリカで女性が大統領権限を担うのは初めて。
バイデン氏は79歳の誕生日を翌日に控え、定期健康診断の一環として大腸内視鏡検査のために麻酔を受けた。そのため85分間、大統領権限はハリス副大統領に委譲された。
ハリス氏はこの間、ホワイトハウスの執務棟にある自分のオフィスで職務にあたったという。ハリス氏はジャマイカ出身の父親とインド出身の母親の間に生まれた。初の女性副大統領で、かつアフリカと南アジアにルーツをもつ初の副大統領でもある。
バイデン氏の主治医は健康診断後、大統領は健康で、あらゆる職務の全面遂行が十分に可能だと文書で発表した。
ホワイトハウスのジェン・サキ大統領報道官は、大統領が健康診断のため麻酔を受けた際に一時的に副大統領に権限を委譲するのは、特に異例なことではないと声明で説明。一時的な権限委譲の手続きは合衆国憲法に定められていることだと指摘した。
「ジョージ・W・ブッシュ大統領が2002年と2007年に同様の処置を受けた際も、同じように(権限委譲が)行われた」と、サキ報道官は説明した。
合衆国憲法修正第25条第3節は、「大統領が、その職務上の権限および義務を遂行できない旨を、上院の臨時議長および下院議長に書面で通告した際は、大統領が後に権限および義務の遂行が可能だと書面で通告するまで、副大統領が臨時大統領として大統領職の権限および義務を遂行する」と定めている。ブッシュ大統領(当時)は大腸内視鏡検査を受けた際、この条項を発動し、ディック・チェイニー副大統領(同)に権限を委譲した。
この手順を通じて同様にハリス副大統領に一時的に権限を委譲したバイデン氏は、ウォルター・リード陸軍医療センターでの健康診断を終えてホワイトハウスに戻る際、記者団に向けて「気分は最高」だと笑顔を見せた。

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主治医のケヴィン・オコナー医師は、「バイデン大統領は今なお健康で活発な78歳男性で、大統領のあらゆる職務を十分に果たせるだけの健康状態にある」とコメントした。
医師によると、大腸内視鏡検査で「良性に見えるポリープ」が見つかったが、これは簡単に摘除したという。
オコナー医師はさらに、バイデン氏の歩行が過去に比べると「ぎこちない」ように見えるものの、これは年齢に伴う脊椎の摩損が原因のようだと説明した。
バイデン氏は今年1月、就任時に過去最高齢の大統領となった。今月20日に誕生日を迎え、79歳となった。








