ケニアの陸上女子選手、自宅で刺殺 東京五輪で4位

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ケニアの陸上世界記録保持者で、今夏の東京オリンピックの女子5000メートルで4位に入賞したアグネス・ティロップさん(25)が13日、同国西部イテンの自宅で刺殺されているのが発見された。警察は夫が容疑者だとしている。
ティロップさんは世界選手権の女子1万メートルで2度、銅メダルを獲得。先月ドイツであったロードレースでは、女子10キロで世界記録を樹立した。
警察によると、12日夜に父親から、ティロップさんと連絡が取れないと通報があったという。
「(警官が)自宅に行き、ベッドの上でティロップを発見した。床には血がたまっていた」と、地元警察の責任者トム・マコリ氏は話した。
「彼女は首を刺されており、ナイフで傷つけられたとみられる。それが致命傷だったと考えている」
一方、複数の関係者はBBCに、ティロップさんの腹部に刺し傷があったと明らかにした。
警察は、ティロップさんの夫が行方不明だとしている。
陸上界などから哀悼の声
ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は、「若く有望な陸上選手を失ったのは衝撃的で、非常に残念で悲しい。彼女は25歳にして、私たちの国に大きな栄誉をもたらした」とする声明を発表。
犯罪の被害者となったのは悲痛なことだとし、捜査当局に犯人を捕まえるよう強く求めた。
ケニア陸連は、「アグネス・ティロップの早過ぎる死に衝撃を受けている」とする声明を出した。
「ケニアは宝を失った。国際舞台で急成長していた陸上界の大選手の1人だった」
世界陸連のセバスチャン・コー会長は、ティロップさんを「過去6年における世界最高の長距離走者の1人」だったとし、その死を惜しんだ。
国際オリンピック委員会(IOC)のトマス・バッハ会長は、「若く輝かしい才能ある人だった」とし、「多くの人に希望とインスピレーションを与えた」と振り返った。





