中国当局、ウイグルの470万人を一斉検査 1人の感染確認で

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中国・新疆ウイグル自治区のカシュガルで24日に女性1人の新型コロナウイルス感染が確認されたことを受け、全住民約470万人を対象とした一斉検査が始まった。25日までに137人の無症状感染者が見つかった。
カシュガルでは24日、疏附県にある縫製工場の女性従業員の無症状感染が最初に確認された。中国国営メディアによると、この女性の感染は「定期検査」で判明したという。中国大陸での感染確認は10日ぶり。
カシュガルの学校は閉鎖され、住民はウイルス検査で陰性と診断されない限り市外への移動は認められない。
24日に始まった一斉検査では、これまで女性以外に137人の無症状感染者が確認された。
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当局によると、25日午後までに280万人以上の検査が終了した。2日以内に全員の検査を終えるという。
中国の公式データによると、同国ではこれまでに8万5810人が感染し、4634人が死亡している。ただし、このデータには無症状感染者は含まれていない。

新型ウイルス感染の発生源となった中国は現在、感染率を下げることにおおむね成功していて、国内の大部分で日常生活が戻りつつある。しかし小規模の感染流行は続いており、当局は拡大を食い止めるために大規模な一斉検査を行ってきた。
今月初旬には、青島市が全人口約900万人のウイルス検査を実施した。
5月には、感染が最初に確認された武漢市で1100万人超を検査した。
新疆ウイグル自治区にはイスラム教徒のウイグル人らが暮らしている。同自治区にはウイグル人など少数民族の収容所があるが、中国政府は職業訓練施設だとし、過激主義への対策に必要だとしている。
人権団体は、ウイグル人が中国政府から迫害を受けていると主張。こうした収容所はイスラム教徒の少数派の文化や言語、アイデンティティを抑圧しているとしている。









