3年前に失踪した愛犬、「ビール缶」きっかけに再会

Photo of beer cans with dog photos on it

画像提供, Gary Sweetman/Courtesy Motorworks Brewing

画像説明, 保護犬の里親探しを促すビールの缶の中に、ヘーゼル(中央右)の顔があった

米アイオワ州のモニカ・マディスさんは長い間、失踪した愛犬を探していた。この話をハッピーエンドにしたのは、あるビールの缶だった。

マディスさんの愛犬ヘーゼルは2017年5月、自宅の庭から姿を消してしまった。

しかし最近になってマディスさんは、ソーシャルメディア上に見慣れた犬の顔を発見した。

それは、マディスさんの自宅から1600キロ以上離れたフロリダ州のあるブリュワリー(ビール醸造所)の写真だった。

「モーターワークス・ブリューイング」は地元の動物保護シェルターを助けるため、ビール缶に里親を探している犬の写真を掲載。これがインターネットで話題となっていた。

ヘーゼルはこのシェルターでデイデイと名付けられ、助けを必要としている犬として、缶に登場していたのだった。

ヘーゼルがどうやってアメリカを縦断したのかは明らかになっていないが、ヘーゼルは今月、無事にマディスさんと自宅に戻った。

2100キロ離れた場所で発見

ゴールデン・レトリバーとテリア犬種を親に持つヘーゼルは、アイオワ州(IOWA)の自宅の庭にリードでつながれている間に逃げ出してしまい、マディスさんの必死の捜索にもかかわらず見つからなかった。マディスさんはその後ミネソタ州(MINNESOTA)セントポール(St.Paul)に引っ越さなくてはならず、ヘーゼルとの再会を諦めていた。

しかしヘーゼルはどういうことか、2100キロ南方のフロリダ州(FLORIDA)マナティー郡ブレイデントン(Bradenton)の町にたどり着いた。

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Presentational white space

地元紙タンパ・ベイ・タイムズによると、ヘーゼルを保護したシェルターはマイクロチップから飼い主を探し出そうとしたが、連絡先の情報が古く、連絡は取れなかったという。

「私の犬です」

地元でビールを醸造している「モーターワークス・ブリューイング」はこの時、シェルターの保護犬に新しい飼い主を見つけるため、ビールの缶に犬の写真を掲載していた。

この缶はインターネットなどで話題となり、昼の人気テレビ番組「エレン・ディジェネレス・ショー」でも取り上げられた。

そうするうち、何千キロも先のミネソタ州にいるマディスさんのフェイスブックに突然、「ビール犬」の記事と写真が出てきたのだった。

マディスさんは1月24日に、ブリュワリーの投稿に「これは私の犬です」とメールを送った。

WWSBニュースの取材に対しマディスさんは、「誰かがヘーゼルをもらってしまわないかと心配で、すこし神経質になっていた。またヘーゼルを失うのが怖かった」と話している。

シェルターはマディスさんに、動物病院での記録や写真といった証拠を提出するように要請。そして全てがそろった数日後、シェルターはヘーゼルが家に戻ると発表した。

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モーターワークス・ブリューイングのマーケティング・ディレクターを務めるバリー・エルウォンガーさんは、「こんなに素敵な話は作れるものではない」と話した。また、ソーシャルメディアでこの話が広まっていくのを見るのは「すごいことだった」と述べた。

モーターワークス・ブリューイングはこれまでにも動物関係の慈善団体と協力してきたが、ビール缶がこれほどの影響力を持ち、家族の再会に寄与できたのは初めてだという。