「建築のノーベル賞」に磯崎新さん 日本人では8人目

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建築業界で最も権威があるとされ、「建築のノーベル賞」ともいわれるプリツカー賞に、日本人建築家の磯崎新さん(87)が選ばれた。日本人としては8人目の受賞となる。
選考理由について審査員は、磯崎さんは「世界でも地域でも建築が必要とされているという理解」を開拓したとしている。
審査員は、「建築の歴史と理論に関する深い知識を持ち、前衛性を取り入れている。ありのままをただ再現することは決してない」と述べ、常に進化し続けている磯崎さんの建築は、既存の枠組みにとらわれていないと評価した。
授賞式は5月にフランスのヴェルサイユ宮殿で行なわれ、賞金10万ドルが贈られる。
磯崎さんは、米カリフォルニア州のロサンゼルス現代美術館や、スペイン・バルセロナのパラウ・サン・ジョルディ屋内競技場など、国内外で100を超える建築作品に関わっていることで知られる。
磯崎さんの建築作品の一部は以下の通り――。

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磯崎さんはAP通信に対し、「私は爆心地で育った」と話した。生まれ故郷・大分市の対岸にある広島のことだ。
AP通信によると、磯崎さんは「完全に破壊されていた。建築物はなく、建物もなく、街さえも存在していなかった」、「兵舎と避難所だけが私の周りにあった。だから、私の初めての建築の経験というのは、建築の欠如だった。そして私は人々がどのように家や都市を再建できるのか考え始めた」と話したという。
これまでの主な受賞者は、インドのバルクリシュナ・ドーシさん(2018年)、オーストラリア・シドニーのオペラハウスを手がけたデンマークのヨーン・ウツソンさん(2003年)、ブラジルのオスカー・ニーマイヤーさん(1988年)、東京の新国立競技場をデザインしたザハ・ハディッドさん(2004年)ら。
磯崎さんは日本人としては、丹下健三さん(1987年)や槇文彦さん(1993年)、安藤忠雄さん(1995年)、妹島和世さん(2010年)、西沢立衛さん(2010年)、伊東豊雄さん(2013年)、坂茂さん(2014年)に続き8人目の受賞者となる。
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