米バトンルージュで警官6人死傷 容疑者射殺

画像提供, Reuters
米南部ルイジアナ州バトンルージュで17日朝、ライフルを持っている男が幹線道路沿いを歩いているという通報でかけつけた警官たちに男が発砲し、警官3人が死亡し、3人が負傷した。1人は重体という。男は現場で射殺された。
バトンルージュでは今月5日に、黒人男性が地面に押し付けられながら警官に射殺される動画がインターネットで広まり、警察への抗議のきっかけとなった。警察はこの事件との関係はまだ不明と説明している。
バトンルージュで撮影された携帯電話動画では、複数のパトカーが交差点に到着した後、銃声が相次いだ。目撃者情報では、男が無差別に乱射していたという。
ルイジアナ警察のエドモンソン本部長は、黒ずくめの男がライフルを手に幹線道路沿いにいるという通報で警官たちが現場に急行したと記者会見で説明。
「警官たちに発砲し殺害した男が、現場で撃たれ殺害された男だと考えている」と話した。
米メディアは、男はミズーリ州カンザスシティー在住の「ギャビン・ロング」という29歳男性だと報道している。
死亡した警官2人はバトンルージュ市の警官で、1人は東バトンルージュ教区保安官事務所の副保安官だった。3人とも既婚で家族を残している。負傷した3人のうち、1人は重体という。
保安官事務所は地元テレビ局WAFBに対して、事件は午前9時頃に発生。同局が取材した目撃者は、警官たちが現場に到着する前から発砲が始まっていたようで、ギャング同士が撃ち合っているようだったと話した。別の目撃者は、男が黒いマスクをかぶり軍服のような服を着ていたと話している。
5日のバトンルージュでの事件の翌日6日にはミズーリ州で、警察に呼び止められた黒人男性が射殺され、この動画もインターネットで拡散され、さらに7日には2つの事件に抗議するテキサス州ダラスの集会で、男が警官たちに発砲し、警官5人が死亡、市民2人を含む11人が負傷した。
バトンルージュのホールデン市長は、ホワイトハウスから支援の提供を受けたと述べ、地域の住民関係の今後を「決定する瞬間」だと述べた。
その上で市長は地元メディアに、5日にアルトン・スターリングさんが射殺された後の「一部の人間の物言い」が、今回の銃撃にも関係するのではないかとの見方を示した。
「このところなにもかも反警察だったので」と市長は述べた。
オバマ大統領はホワイトハウスから生中継されたコメントで、バトンルージュの警官殺害を強い口調で非難した。
「動機がなんであれ、勇敢な警官3人の死は、国中で警察が毎日どれほどの危険に直面しているかを裏打ちしている。私たちは国として、司法当局への暴力を正当化するものは何もないと、大きな声できっぱりと強調しなくてはならない」と大統領は述べた。

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