COP26、英グラスゴーでどんなふうに開かれるのか

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国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、約120カ国の首脳が英グラスゴーに参集する。注目の国際会議はどんなふうに開かれるのか、紹介する。
いつどこで開かれる?

グラスゴーでのCOP26は本来、昨年開かれる予定だった。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で延期に。今年10月31日~11月12日の日程で開かれることになった。
会場はグラスゴーのスコティッシュ・イベント・キャンパス。市の中心から約1.6キロ西に位置している。

国連関係者や各国代表などの会議は、大型展示施設などがあるブルーゾーンで開かれる。川を挟んで南側に位置するグリーンゾーンには、チケットをもつ一般の人向けの各種イベントが開かれる科学センターなどがある。
誰が来る?

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世界各国の首脳と、何千人もの代表団が参加する。
スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相は、交渉団のメンバーに含まれていない。しかし英政府は、同首相は「重要な役割」を担うとしている。

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会議は英政府が主催する。イギリスのボリス・ジョンソン首相はグラスゴー入りするが、エリザベス女王は医師の助言により訪問を取りやめた。
それを受け、チャールズ皇太子とウィリアム王子が公式行事でイギリスを代表する。
アメリカのジョー・バイデン大統領は出席する。一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、気候変動を「重要な」優先課題だとしているが、参加はしない。
中国の習近平国家主席も会場には姿を現さない見通し。ただ中国当局は、予定変更の可能性がゼロとはしていない。

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首脳以外の著名人では、イギリスの自然学者サー・デイヴィッド・アッテンボローの参加が見込まれている。COP26の市民代表に選ばれており、会議では各国指導者らに向けて演説する。
アメリカのバラク・オバマ元大統領は、気候変動問題で活動する若者らに会い、世界各地での取り組みに対して世間の注目を引き寄せるとみられている。

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スウェーデンの活動家グレタ・トゥーンベリさんも、5日金曜日にグラスゴー入りすると表明している。トゥーンベリさんは金曜日に学校を休んで抗議を続け、「未来のための金曜日」運動が生まれた。
どこに滞在?

警備上の理由から首脳たちの滞在場所は明らかにされていない。ただ、多くの要人はグラスゴー市外で宿泊するとみられている。報道では、セントアンドリュース、エディンバラ、パースシャーなど、離れた土地の名前も挙がっている。
代表団2万5000人と、数千人の参加希望者らにどう宿泊場所を提供するかは、グラスゴー当局にとって頭の痛い問題となってきた。
ホテルはすべて満室で、宿泊料金は通常より大幅につり上げられている。BBCスコットランドは、通常1泊42ポンド(約6600円)の部屋が1400ポンド(約22万円)になっているのを確認した。
民泊仲介サイトのAirbnb(エアービーアンドビー)では、利用客から事前に料金支払いを受けた後に2000ドル値上げしたとして、予約を取るのを禁じられた貸主も出ている。
グラスゴーに近いレンフルーの港では、エストニアのクルーズ船2隻が、警備などの会議スタッフの宿泊場所として利用される。
警備の状況は?

スコットランドの警察当局は、これまでで「最も複雑」な任務だとしている。連日、全英の警官約1万人が投入される。
2005年にグレンイーグルズで開かれたG8サミットに比べ、規模はずっと大きく、期間も長い。2014年にグラスゴーで開催された国際スポーツ大会のコモンウェルス・ゲームズより、もっとけんか腰だ。
取り締まりと警備の面では、2012年のロンドン・オリンピックに似ていると考えられている。
数多く集まる要人は、抗議行動者やインパクトのあることをしたいと考えている人にとって、格好の標的となる。
そのためグラスゴー市内では、推定1000人の武装警官が警備に当たるとみられている。イギリスでは過去最大規模の出動だ。










