トランプ氏、プラスチック製ストローへの回帰を指示 大統領令に署名

画像提供, Getty Images
ドナルド・トランプ米大統領は10日、プラスチック製ストローを紙製ストローに置き換える政府の取り組みを終了させる大統領令に署名した。
この命令は、プラスチック汚染を「危機」と呼んだジョー・バイデン前大統領による措置を覆すもので、即時発効された。
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで、「プラスチックストローに戻る」と記者団に語った。
「ああいう紙ストローは機能しない。何度も使ったことがあるが、時々壊れたり、破裂したりする。熱いものを入れると数分、時には数秒で持たなくなる。ばかげた状況だ」とトランプ氏は述べた。
バイデン前政権は昨年、プラスチック汚染に対処するための広範な取り組みの一環として、2027年までに食品包装、業務、イベントから使い捨てプラスチックを段階的に廃止し、2035年までにはすべての連邦機関から廃止する政策を打ち出した。
一方、トランプ大統領の指示は、政府機関に紙ストローの購入を停止し、全国的にそれらを排除する戦略を策定するよう求めている。
トランプ大統領は以前から紙ストローに批判的だった。2020年の大統領選では、「リベラルな」紙ストローの代替品として、10本入り15ドルの「トランプ」ブランドのプラスチックストローを販売していた。
トランプ氏陣営によると、このストローの販売により、最初の数週間で約50万ドルを計上したという。
アメリカで使用される使い捨て飲料用ストローは1日あたり5億本とされているが、この数字は激しく議論されており、実際の総数はその半分程度との見方もある。
ワシントン州シアトルやカリフォルニア州、オレゴン州、ニュージャージー州など、いくつかのアメリカの都市や州は、プラスチックストローの使用を制限するか、顧客からの要請があった場合にのみ提供することを義務付ける規則を採用している。
国連環境計画の統計によると、毎年4億6000万トンのプラスチックが生産されており、海洋廃棄物や、人間の健康に影響を与えるマイクロプラスチックとなっている。
一方、一部の研究では、紙ストローにはた有機フッ素化合物(PFAS)などの「永遠の化学物質」が多く含まれていることが示されている。PFASは環境中に数十年にわたって残留し、水質汚染や、さまざまな健康問題を引き起こす可能性がある。








