「逃げれば撃たれる」 ロシア兵、命令を拒否した兵士を司令官が処刑していると証言
「逃げれば撃たれる」 ロシア兵、命令を拒否した兵士を司令官が処刑していると証言
ロシア軍の兵士らが、ウクライナ前線のロシア側で起きている過酷な実態を、BBCに明らかにした。2人の兵士は、命令を拒否したとして兵士がその場で処刑されるのを目撃したと語った。
現在、逃亡中のこの2人は、ロシア国外の非公開の場所からBBCのドキュメンタリー番組「The Zero Line: Inside Russia's War(ゼロ・ライン:ロシアの戦争の内側)」の取材に応じ、目撃した惨状について語った。
イリヤ氏(35)は、徴兵される前は特別支援を必要とする子どもたちを指導していた。前線から逃げて前線に戻ることを拒否したとされる兵士4人を、司令官が至近距離で射殺するのを目撃したと、イリヤ氏は述べた。味方の兵の殺害は、ロシア軍内で「ゼロ」という隠語で呼ばれる行為だ。
BBCに話をした2人によると、「ゼロ」は通常、命令拒否への処罰として行われる。同じ行動を取る可能性のある兵士への威嚇(いかく)として機能しているという。
ディマ氏も処刑を目撃しており、指揮官が自軍の兵士を殺害することは「普通のことだ」と話した。
「見たんだ。わずか2~3メートルの距離で。ただの殺人だ。カチ、カチ、バンというだけだ。ドラマでも映画でもなく、現実のことだ」と、ディマ氏は述べた。
ロシア政府は自国軍について、「高強度の戦闘という状況下で、可能な限り最大の自制をもって行動し、要員を最大限に配慮して扱っている」と説明した。
また、「疑惑や犯罪に関する情報は適切に調査している」とし、「あなた方が提供した情報の正確性や信憑性を独自に確認することはできない」と述べた。






