カーク氏殺害の容疑者、現場の証拠品とDNA一致 FBI長官が発表

スーツ姿でひげをたくわえた男性がマイクの前で話している。背後には別の男性と、アメリカ国旗の一部が見えている

画像提供, Reuters/Cheney Orr

画像説明, 米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官

米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は15日、右翼活動家チャーリー・カーク氏(31)の殺害に使用されたとみられる銃に巻かれていたタオルから検出されたDNAが、拘束中の容疑者のものと一致したと発表した。

ドナルド・トランプ大統領の熱烈な支持者だったカーク氏は10日、ユタ州のユタ・ヴァレー大学で演説中に銃撃され、死亡した。この事件では、ユタ州在住のタイラー・ロビンソン容疑者(22)が拘束されている。

事件現場付近では、ボルトアクション式ライフルが発見された。また、銃弾が発射された建物の屋根の上からは、工具のドライバーも見つかっている。

パテル長官は15日、「フォックス・アンド・フレンズ」の番組内で、「銃に巻かれていたタオルから検出されたDNAと、屋上で発見されたドライバーに付着していたDNAが、拘束中の容疑者のものと一致した」と語った。

また、容疑者の自宅で、カーク氏を「排除する」と誓うメモが見つかったと述べた。

「そのメモには、基本的に『チャーリー・カークを排除する機会がある』、そしてそれを実行すると書かれていた。メモは銃撃の前に書かれたものだ」

「メモは破棄されていたが、我々はそのメモの犯罪科学的証拠を発見している」

パテル長官は、16日の連邦議会の公聴会で質疑を受ける予定だ。

BBCがアメリカで提携するCBSによると、捜査当局はロビンソン容疑者が使用していたソーシャルメディア・アカウントも調べており、事件前に誰かが犯行を知っていた、あるいは助長していたことを示す要素がないか確認している。

BBCが入手したユタ郡保安官の収容記録によれば、ロビンソン容疑者は加重殺人、司法妨害、重罪としての銃器発射の容疑で訴追されている。

正式な起訴は今週中に行われる見通し。犯行の動機はまだ特定されていない。

ユタ州のスペンサー・コックス知事は14日の記者会見で、ロビンソン容疑者は父親の説得によって出頭したものの、捜査には協力しておらず、犯行を認めていないと述べていた。

また、ロビンソン容疑者のルームメイトでありパートナーでもある人物が、捜査に協力していると、コックス氏は述べた。