米軍艦、紅海でイエメン・フーシ派のドローン撃墜

画像提供, Reuters
米中央軍は3日、紅海で商船3隻が攻撃を受け、米軍艦がドローン(無人機)3機を撃ち落としたと発表した。
米中央軍によると、商船3隻はイギリスなど計14カ国と関係がある。イエメンの反政府武装組織フーシ派が支配する同国の地域から攻撃を受け、米駆逐艦カーニーが支援に動いたという。フーシ派はイランから支援を受けている。
商船のうち2隻にミサイルが当たったが、死傷者はなかったという。
フーシ派の広報担当は、同派の海軍がイスラエル船2隻を攻撃したと発表した。
しかし、イスラエル軍は、この2隻はイスラエルと無関係だとしている。
フーシ派は2014年にイエメン政府を倒して以来、同国の一部を支配している。引き起こした内戦は、現在も続いている。
イランが支援するイスラム組織ハマスとイスラエルがガザ地区で戦争状態にあるため、フーシ派は最近、イスラエルと関係のある船を紅海で標的にしている。
米中央軍によると、駆逐艦カーニーは3日朝、バハマ船籍でイギリスが所有・運営する貨物船「ユニティ・エクスプローラー」の近くで、対艦弾道ミサイルが爆発するのを探知した。
カーニーに向かってもドローンが飛来し、カーニーはこれを撃墜した。ただ、カーニーを標的にしていたかは不明だという。
<関連記事>
同日午後には、ユニティ・エクスプローラーに、フーシ派支配地域からのミサイルが直撃。同船は軽微な損害を被った。
同船は救難信号を出し、カーニーがこれに応答。その間に、カーニーは別のドローンが飛来するのを探知し、撃ち落とした。
その後、パナマ船籍の2隻がミサイル攻撃を受けたと発信。カーニーは支援に向かう途中、3機目のドローンを撃墜したという。
米中央軍は、一連の攻撃は船の多国籍の乗組員の「生命を危険にさらした」と非難。「国際貿易と海洋安全保障に対する直接的な脅威」だとした。
また、「これらの攻撃はイエメンのフーシ派によるものだが、イランの支援で実行可能になったと信じるに足る十分な理由がある」とした。
アメリカは先日、イエメン沖でイスラエルとつながりのあるタンカーを拿捕(だほ)した武装男性らを、米軍艦が捕らえたと発表した。
その後、同軍艦に向けて、フーシ派の支配地域からミサイル2発が発射されたと、米中央軍が明らかにした。
フーシ派は、親イラン勢力が集まる「抵抗の枢軸」がイスラエルやアメリカのほか西側諸国全般と対立しており、自分たちもその枢軸のメンバーだと公言している。








